FACTOR/AIM 生産物流シミュレーター
FAQ
ucrstra-資源ステータスの変化イベント
シミュレーション実行中、故障や段取りなど、資源のステータスが変化するのをきっかけに何かを行いたい場合、
資源のステータスが変化する時に呼ばれるユーザ関数ucrstraを利用します。この関数は、資源のステータスが変化する直前に呼ばれます
(Simulator Tailoring Guide p184参照)。
以下に、ucrstra関数の引数、返し値、資源ステータスコード、サンプルプログラムを記します。
引数
・RESRC *pstRes :ステータスが変化する資源のポインタ
・LOAD *PstLOAD :資源を占有しているロードのポインタ
(NULLの場合もあり得る)
・int newstate :次のステータスコード
返し値
・なし
資源ステータスコード
ステータス | コード |
---|---|
ビジー | 0 |
段取り | 1 |
ブロック | 2 |
遊休 | 3 |
故障 | 4 |
保全 | 5 |
オフシフト | 6 |
サンプルプログラム
・下記サンブルでは、mach1という資源の故障回数を変数varlでカウントする例です。
mach1に故障が発生するたびにvar1を+1しています。
#include"factor.h"
void ucrstra (RESRC*pstRes, LOAD*pstLoad, intnewstate)
{
if (stricmp (pstRes -> rsname, "mach1") == 0)
{
if (newstate == 4)
{
stintvr("var1", gtintvr("var1") + 1);
} /*endif*/
} /*endif*/
}
関数の解説
・stintvr:
整数型の変数に値を代入する関数 (Simulator Tailoring Support Function Reference 4章参照)
・gtintvr:
整数型の変数の値を参照する関数 (Simulator Tailoring Support Function Reference 4章参照)
・pstRes -> rsname:
rsnameは資源の構造体(RESRC型)のメンバで資源名を表す。
pstRes -> rsstateで、資源の旧ステータスがわかります。
(ファイル:\AIM\USER_CODE\factor.f参照)
FAQ一覧
■よくある質問
購入前
- ライセンスはどのように管理されていますか?
- プログラミングのスキルは必要ですか?
- 講習会はありますか?
- 購入前に使ってみることはできますか?
- シミュレーション結果はどのような形式で見られますか?
- 保守対象を教えてください
- Microsoft Access形式とありますが、Accessは必要ですか?
- 関連する書籍は販売されていますか?
- どのような業界で適用事例がありますか?
- モデルはどのように作るのですか?
- アメリカで開発されたと紹介されていますが、 ソフトやマニュアルは英語なのでしょうか?
購入後
- 使い方などの問合せ窓口はありますか?
- 作成したモデルのバックアップはどのようにすればよいですか?
- モデルのバックアップをしておこおうと思うのですが、 ファイルサイズが数十MBと大きくて困っています。
- 報告会等のプレゼンテーションの時に アニメーションの動画だけを見せたいのですが、アニメーションの動画ファイルを作成する仕組みはありますか?
- 作ったモデル使ったシステムを、色々な部署で使わせたいと思っています。 ライセンスを追加しなければならないのでしょうか?
- 他社での活用事例を見てみたいのですが、紹介してもらえますか?
- センチネルキーを紛失してしまいました。再発行は可能でしょうか?
- 「」というメッセージが出て、AIMが起動しません
■専門的な質問
基本機能解説補足
- シーケンスルールと選択ルール
- デマンドオーダの納期設定
- ユーザ定義の離散、連続分布の定義
- 高等搬送JS
- コンベア搬送について
- 検査JS
- 統合/分割JS
- バッチ定義、バッチJS
- 仕掛りロード
- シフト残業設定
- 手持ちの図面を利用したアニメーション
- モデルデータの保存と読込み
こんなときどうする? -モデル化手法
- 資源グループメンバ選択ルール[インデックス]
- 資源グループメンバによる加工時間の違い
- プロセスプランの同期(1)
- プロセスプランの同期(2)
- プロセスプランの同期(3)
- プロセスプランの同期(4)
- 生成JSの利用例
- 選択JSの利用例
- 後段取りのモデル化方法
- 自動倉庫(ASRS)のモデル化方法 4例
- 冶具資源を用いたアニメーションテクニック
- 工場内の特定の中間倉庫の在庫量を知る方法
- 搬送車やAGVの積載時に複数の資源を解放する方法
- 空車両の制御
- コントロールポイントグループの利用例
- パーツ毎の完成数を表示する方法
- 一般プールの利用テクニック
- バッチJS利用例-高等搬送JS,一般プール
- パーツによる処理順の制御テクニック
- 納入、出荷スケジュールの利用例
ユーザコードを使用したモデル化
- ucrstra-資源ステータスの変化イベント
- リリース先ロードへの属性の引渡し方法
- 選択JS選択ルール
- 故障復旧にオペレータを使用する
- JSの続きエディタのジョブステップ選択ルール
- ユーザコードからダイアログを表示する方法
- AIM内エディタの「式」フィールドに任意の値を設定する方法
- Windowsの環境設定