FACTOR/AIM 生産物流シミュレーター
FAQ
シフトと残業設定
質問
工場設備は常に稼動している場合だけではなく、稼動を停止する場合があります。 また、作業員には、勤務時間を設定しなくてはなりません。 このように、工場資源の稼動状況を設定する機能がFACTOR/AIMにありますか。
答え
工場資源の稼動状況を設定する機能として、FACTOR/AIMではシフトがあります。
シフトは1つ以上のシフト期間で定義され、シフト期間は、そのシフトに従う資源やマテハン(コンベア、AGV、搬送車)がいつ利用可能かを決定するために使用します。ある資源やマテハンに対して、複数のシフト定義が可能です。資源、デマンド、マテハン構成要素上のシフトフィールドに、それらが従うシフトを指定します。複数の資源、デマンド、マテハンが、同じシフトを使用することが可能です。
シフトを指定しない場合、資源、デマンド、マテハンは1日24時間、年中無休で利用可能な設定になります。シフトエディタは構成要素の追加で作成します。(図1)
ここでは、開始曜日、開始時刻、終了曜日、終了時刻を設定します。
曜日は1が日曜日で順に数字を割り当て、7が土曜日です。
新規ボタンでシフトを追加します。
図1は月~金の8時から17時までの稼動を設定した例です。
シフトと資源は図2に示したような関係になっています。資源エディタでシフト設定します。資源に対して、複数のシフト定義が可能になっています。
シフトには完了指定と残業の設定があります。完了指定は、シフト内に終了しない作業をシフト終了前に開始しない設定になります。残業は、シフト内に終了しない作業でも、最大残業時間内であれば残業で対応する設定です。完了指定や残業は資源にも定義する必要があり、この関係を図3に示します。
完了指定のシフト側では、このシフトを使っている資源の完了指定フィールドを用いるかどうかをチェックします。
資源詳細側では、チェック時にこの資源を割付けたジョブステップが、現在のシフト終了の前に完了できないなら、スタートさせないようにするという設定になります。残業のシフト側では、このシフトを使っている資源の最大残業フィールドを用いるかどうかをチェックします。資源詳細側では、この資源の、シフト終了後の稼動可能最大時間(単位:時間)を設定します。
FAQ一覧
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- 後段取りのモデル化方法
- 自動倉庫(ASRS)のモデル化方法 4例
- 冶具資源を用いたアニメーションテクニック
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- 搬送車やAGVの積載時に複数の資源を解放する方法
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- パーツ毎の完成数を表示する方法
- 一般プールの利用テクニック
- バッチJS利用例-高等搬送JS,一般プール
- パーツによる処理順の制御テクニック
- 納入、出荷スケジュールの利用例
ユーザコードを使用したモデル化
- ucrstra-資源ステータスの変化イベント
- リリース先ロードへの属性の引渡し方法
- 選択JS選択ルール
- 故障復旧にオペレータを使用する
- JSの続きエディタのジョブステップ選択ルール
- ユーザコードからダイアログを表示する方法
- AIM内エディタの「式」フィールドに任意の値を設定する方法
- Windowsの環境設定