FACTOR/AIM 生産物流シミュレーター
FAQ
資源グループメンバ選択ルール[インデックス]
上記のような並列ラインは、資源メンバ選択ルール「インデックス」を用いて容易にモデル化できます。
資源A1,A2,A3,...Anを資源 グループとして定義します。
同時にB1,B2, ... BnもC1,C2,...Cnも資源グループとしておきます。
資源メンバー選択ルールはオーダやロットがその工程に到着したとき、
資源グループに 属するメンバ(例では先頭工程A1,A2,...An)から選んで割り付けるためのルールです。
メンバ選択ルール「インデックス」は同時に指定する属性の値に従って資源を割り付けるというものです。
オーダやロットが第1工程に到着したとき、A1,A2,...Anから割り付けます。
このとき、属性に0ではない値が、このとき属性の値が0でなければ、その数値の示す順位(インデックス)のメンバを割り付けます。
属性の値が0のままで「インデックス」ルールによる割付が行われると、それは「順番に選択」ルールと同じロジックで選ばれることになり、
かつ、属性値はその割り付けたメンバのインデックスで更新されます。
例えばA2に割り付けたのであれば、属性=2となります。
以降は第2工程、第3工程ともルール「インデックス」を指定しておくと、
このオーダまたはロットはB2,C2と各工程の2番目の機械にしか進まなくなります。
これにより並列ラインのモデル化を行うことができます。
例えば、歯車切削用の同型セルが3つ平行して走っていたとします。
セルの中にある第1のステーションは旋盤、第2がグラインダー、第3がバリ取り、そして最後のステーションが洗浄です。
これをモデル化する場合、LATHE、GRIND、DEBURR、WASHの4つの資源グループを定義します。
LATHEグループの中には、順にLATHE1、LATHE2、およびLATHE3という3つの資源を登録します。
その他のグループについても同様です。
4つのグループすべてにCELLNUMという属性に従うINDEXメンバー選択ルールを指定します。
1つのロードが旋盤工程にやってきたとき、LATHEグループの中でアイドル状態のメンバーが割り付けられます。
仮にLATHE2 のメンバーが割り振られたとすると、そのとき、CELLUMの属性が2にセットされます。
同じロードがグラインダーの工程に到達すると、GRINDグループの2番目のメンバーであるGRIND2を待ちます。
もしGRIND2がふさがっている場合、たとえGRIND1やGRIND3がアイドル状態であったとしても、GRIND2が空くまで待つことになります。
FAQ一覧
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- ユーザ定義の離散、連続分布の定義
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- コンベア搬送について
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こんなときどうする? -モデル化手法
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ユーザコードを使用したモデル化
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