RESP-T FAQ 結果の見方、理論関連


塑性率の計算方法を教えてください。
デフォルトは、最大変形を降伏変形で除した値とします。
要素性能データのサブコマンド「DUCT」にて分母値をひび割れ変形とする事が可能です。

応答が暴れてしまいます。
次の2点が原因となっているケースが多いようです。
  • 積分時間間隔が粗い。
    非線形解析の場合、最低1/500または1/1000秒は必要です。
  • 質量の配置が粗い。
    質量の無い節点の場合、加速度が発生しても慣性力が発生しないため、実現象をシミュレートできているかが疑問です。

運動エネルギーの履歴が過大に累積されていませんか?

積分のプロセスに関して、運動エネルギーの積分方法も、理論マニュアルのP200の下にある台形公式を使っています。 積分刻みによるので過大な評価、もしくは過小の評価になることは御指摘の通りかと思います。

また、運動エネルギーの時刻歴は最終的に減衰や、復元力に消えてなくなるので、最後は0付近近傍に収束するはずです。 速度の方向と加速度(慣性力)の方向が逆になるので、エネルギーが消失するような波形になります。