RESP-T FAQ 機能全般
- 2次元平面フレームの解析は可能ですか?
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可能です。
RESP-Tの接点は6並進と回転で6自由度ありますが、2次元平面フレームモデルの場合、面外自由度を固定もしくは無効とする事で実現します。
- 建築物のラーメンフレームの解析で、床を剛床仮定として解析できますか?
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可能です。
RESP-Tは剛床仮定が成立しないような構造物を対象としていますが、剛床仮定をモデル化すれば解析できます。
方法としては、*BOUDコマンドを使います。剛体を使うと、梁の曲げ変形も拘束しますので、各階の重心節点とフレームの各点を変位拘束していきます。
変位拘束を使わない場合は、面外方向が剛のビーム要素でモデル化する方法もあります。
- 傾斜座標系には対応していますか?
- Ver4.0以降、傾斜座標系の機能を削除しております。(バネ、その他の要素のとりつきが現状では使えるような仕様ではないため)
- 動的解析(時刻歴応答解析)のステップについて
例えば、0〜5秒までは0.01秒刻み、5秒〜10秒までは0.001秒刻み
というように、時間毎に時間刻みを変更する機能はありますか?
- ありません。時間刻み(積分時間間隔)は一定です。
- 地震波形データからある減衰時の応答スペクトルを描かせる機能はありますか?
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ありません。
波形処理については、弊社の”K-WAVE”というパッケージをご利用ください。下記URLをご参照ください。
https://www4.kke.co.jp/kaiseki/packages/k-WAVE/index.htm
- 3波平均の結果出力機能はありますか?
- ありません。
- 相対変位時刻歴の出力、相対変位最大値の出力機能はありますか?
- 両者とも現在はありません。相対変位最大値に関しましては、「層間変位出力」機能で代用できると思います。コマンド「*ORDS」を参照してください。
※ただし、層せん断力(*OSHE)と同時に利用しなければならないため、少々煩雑かもしれません。
- ステップごとに要素を追加・削除するような逐次解析はできますか?
- 解析中に要素を追加、削除する機能はありません。
- 入力部や出力部等に関する今後の方針について教えてください。
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現在は、解析機能に重点を置いたバージョンアップを行っています。今後の機能追加としましては、次のような項目を考えております。
- 解析機能
- データチェックやメッセージの強化
- 周辺ツールの整備
- RESP-Tは、RESPホームページのダウンロードサイトにいつアップされますか?
- 現在のところ、RESP-Tのダウンロードサイトは開設しておりません。近日開設する予定です。
- INCECのCSVファイルをRESP-TのPBEMに変換するツール等はありませんか?
- 一般のユーザー様にご利用頂けるまで整備されたツールはありません。INCECのCSVファイルをEXCELで読み込んで、必要なデータにリンクを貼る、という方法でRESP-Tデータを作成して頂くことをお勧めします。