RESP&Bird-21技術セミナーのご案内
建築振動解析に絡む新しい分野のテーマから、話題性の高い下記の内容を取り上げ、技術セミナーを開催いたします。 今まさにRESP&Bird-21が取り組んでいる新しい問題を通じて、今後の技術動向をつかみ取っていただければと考えております。
テーマ
振動解析から見たエネルギー法の利点、効用、そして問題点
告示案が公開されてから、話題が先行するエネルギー法ですが、概念のスマートさに比べて、許容応力度設計法に比べて運用面での難しさが目立つようです。 ただし、その真意を汲み取り、振動解析の結果と対比させながら運用させた場合には、応答値の意味を理解するための強力な武器になることが知られています。 RESPをより良く使うためのマナーとしての、「エネルギーの釣り合いに基づく評価方法」の利点・効用・問題点をご紹介いたします。
地震リスク評価の現状、将来の発展の方向性
昨今の構造物の耐震性評価においては、人命の保護は当然として、建物の損傷や二次的な経済損失についても厳しい眼が向けられるようになってまいりました。 特に、不動産売買や証券化という流れの中では、資産価値の判定材料として最大予想損失(PML)の算定が不可欠になっています。 弊社では、地震動評価と構造耐震性評価の経験を基に地震リスク評価を行っており、手法の紹介に留まらず、地震リスク評価の今後の発展の方向性までご紹介いたします。
長周期地震動波形の特徴と免震・超高層建物に与える影響
平野を襲う地震には、その深い地盤構造に基づいた固有周期(5?10秒)に大きな揺れのピークがあることが明らかになっています。 長周期帯に逃げ込むことで耐震性を獲得した超高層建物や免震建物にとっては極めて重大な現象であり、既存の超高層建物の中には、やや長周期地震に耐えられないものがあるのではないかという疑問が浮かびます。 既存超高層建物の制振化などの対策が必要なのか、必要であればどの程度の補強量となるのか、などの検討例を含めて長周期地震動の問題点をご紹介いたします。
風および地震外乱による履歴ダンパーの疲労の検討
RESP&Bird-21最新状況・今後の展開
超高層に始まり、免震・制振を追求してきたRESPシリーズですが、昨今は振動解析以外のテーマである、設計コスト・躯体コストの低減(Bird-21、ULT-DS、地盤杭解析)、プレゼン表現(RESP-CG)などにも力を入れてまいりました。 これら現在の対応状況と、我々が今後取り組むべきと考えるテーマをご紹介いたします。
詳細
日程 | 2005年6月3日(金) |
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時間 | 13:30?17:00 |
会場 | 構造計画研究所 本所新館 地下レクチャールーム |
参加費 | 無料(定員80名) |
備考 | セミナー後懇親会を開催予定 |
お申し込み
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