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RESP ニュース Vol.115

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構造計画研究所 RESP News  Vol.115       2019/3/4
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[ 目次 ]――――――――――――――――――――――――――――――
1.各種パッケージのお知らせ
2.RESP Q&A
3.セミナー開催のお知らせ
4.今月の技術トピック
5.あとがき

[1]―――――――――――――――――――――――――――――――
各種パッケージのお知らせ

◆◇◆ RESP-D ◆◇◆

[Ver.3.8.0.0]
<機能追加>
(入力)
* 節点のテーブル入力による座標移動機能を追加
* 床グループIDごとの階層コピー機能を追加

(解析モデル)
* JFEシビル粘弾性ダンパーのばらつき考慮機能を追加
* 壁仕上げ荷重を芯々間で計算する指定機能を追加
* 軸変形を考慮しない場合、壁にも剛性倍率を乗じられるようにしました。

(計算書出力)
* 鉛直荷重時の伏図形式変位図に対応

(ファイル出力)
* 層塑性率集計用の各層グループを追加


◆◇◆ RESP-D杭応答変位法オプション ◆◇◆

* 杭応答変位法の同時載荷に対応


◆◇◆ RESP-MX ◆◇◆

<機能追加予定>
・KYBのダンパー対応(正負で減衰係数、リリーフ荷重の別設定機能)
・免震装置の繰り返し依存性の検討のサポート機能
・エネルギー吸収の時刻歴の詳細出力対応


[2]――――――――――――――――――――――――――――――――
RESP Q&A
よくお問合せいただくご質問をご紹介します。

Q.RESP-Dの荷重増分解析あるいは振動解析実行時に「要素の初期応力の設定
における反復計算が収束しません」 というエラーメッセージが出力されるの
は何故でしょうか?

A.長期応力によって降伏している部材がある場合に出力されることがあります。
解析の0ステップですでに非線形領域に入っており、反復計算が収束しない場合
があるためです。
【長期で降伏しているかの簡易な確認方法】(以下は例です。例外はあります。)
鉄骨部材であれば、概算ではありますが、長期検定図等を参考に
長期検定比が1.5×1.1(=1.65)を超えている場合は長期応力(軸・曲げ)で
降伏していると判断できます。 
(1.5 :長期許容応力度と短期許容応力度の比 )(1.1:材料強度倍率)


[3]――――――――――――――――――――――――――――――――
セミナー開催のお知らせ

【免震検討体験セミナー(中級)】

免震建物を構造設計する際の検討についてのセミナーです。
セットバックした中間層免震建物を題材とした演習を行います。
演習では弊社振動解析ソフト(RESP-D)を使用致します。

 日 時:平成31年3月5日(火)13:30 ~ 17:00
 場 所:(株)構造計画研究所 本所新館
 受講料:15000円(保守ユーザ様は無料)
 主 催:建築構造工学部

このセミナーは、基本的な免震構造を理解し、RESP-Dの基本的な操作ができる
ことを前提としております。
RESP保守ユーザ様は無料でご参加いただけます。是非ご受講ください。


[4]―――――――――――――――――――――――――――――――
技術トピック

◆◇◆  RESP-D 杭応答変位法オプションのご紹介  ◆◇◆

杭応答変位法を基本とし、今後の基礎指針の改訂等で必要とされる高度な要求
に対応するための計算機能を取り揃えています。

機能詳細紹介(RESP技術ブログ)


◆◇◆  複雑な形状も想定した
      免震層上下大梁検討における付加モーメント計算方法  ◆◇◆

免震層上下大梁の付加モーメントは免震構造の設計において
非常に重要な項目です。
これまで構造設計者が主に手計算で行っていた付加モーメントの
算出、検定をRESP-Dではプログラム内で計算することでスムーズな
免震設計を支援しています。
本記事ではその工夫をご紹介します

続きはRESP技術ブログへ


[5]―――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき(RESP担当者近況)

「一月往(い)ぬる、二月逃(に)げる、三月去(さ)る」と云いますが、
そのとおり年が明けてからあっという間の2ヶ月間でした。
今年は雪も少なく、もう暖かい風が吹き始めて、晴れた日には小鳥のさえずり
がそこここから聞こえてきます。
鍋料理や熱燗とはそろそろお別れですが、菜の花、ふきのとう、タラの芽、
こごみなどの春ならではの野菜がスーパーや小料理屋に並ぶのを楽しみにして
いる今日このごろです。(K.T.)

先日、国立西洋美術館でやっていたコルビュジェ展に行って来ました。
建築家として有名なコルビュジェですが、半分以上が絵画の展示であり、そこ
に有名な建築が生まれるまでの天才的な思考や様々な歴史的過程が見れてとて
も面白かったです。
また、西洋美術館地下の免震層もしっかりと小窓から拝んで来ました。目立ち
ませんが、建築構造に携わる者としてこちらもコルビュジェに劣らず大変興味
深く見させてもらいました。(M.T.)


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