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構造計画研究所 RESP ニュース Vol.104 2017/12/27
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[ 目次 ]――――――――――――――――――――――――――――――
1.RESPサポート年末・年始休業のお知らせ
2.振動解析体験セミナー開催のお知らせ
3.各種パッケージのお知らせ
4.技術トピック
5.あとがき
[1]――――――――――――――――――――――――――――――――
RESPサポート年末・年始休業のお知らせ
構造計画研究所 建築構造工学部 RESP担当窓口は、下記の日程を休業させてい
ただきます。なお、期間中に頂きました、FAX・Mailは、休み明け1月5日(金)
以降の対応とさせていただきます。恐れ入りますが、よろしくお願いいたしま
す。
下記期間中にWeb認証システムをお使いの方は、認証が正常に行えない場合に
備えて、Web認証マニュアル「WebLicenseStartup.pdf」26ページ、または
「WebLicenseStartup_F3T.pdf」の24ページに記載の緊急解除コードの取得を
お願い致します。
◆◇◆ 2017年12月29日(金)~2018年1月4日(木) ◆◇◆
ご不便をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。
[2]――――――――――――――――――――――――――――――――
セミナー開催のお知らせ
【振動解析体験セミナー】
振動解析を必要とする設計のおおまかな流れとコツを掴んでいただきます。
質点系のモデル化や免制震建物の立体振動解析のポイントをわかりやすく解
説します。
また、実際に振動解析ソフト(弊社開発ソフトRESP-D)を使っての振動解析
とアニメーション作成までを体験していただきます。
日 時:平成30年1月23日(火)13:30 ~ 16:30
場 所:(株)構造計画研究所 本所新館
受講料:無料
主 催:建築構造工学部
このセミナーは、振動解析の初心者向けの内容となっておりますが、ご興味
のある方はどなたでもご参加いただけます。是非ご受講ください。
お申込みはこちら
→URL https://kke.smartseminar.jp/public/seminar/view/2037
[3]――――――――――――――――――――――――――――――――
各種パッケージのお知らせ
◆◇◆ RESP-D ◆◇◆
Ver.3.1.0.0をリリースしました。
Ver.3.1.0.0では、入力関係の機能を強化し、より自由な形状を作成しやすく
なりました。
[機能追加]
<入力関連>
・階・軸の表示範囲を限定して表示する機能を追加しました。
・軸組コピー機能を追加しました。
・通り軸をまたいだ大梁配置に対応しました。
・傾斜軸に対応しました。
・基準節点により架構を定義し軸組表示できる機能を追加しました。
<断面検定>
・高周波熱錬ウルボン1275(SBPD1275) BCJ評定-RC0220-05 に対応しました。
・免震支承材の大梁付加せん断力による二次応力を考慮した検定に対応しまし
た。
<計算書>
・RC柱で許容応力度検定を二軸曲げとした場合に全加力方向の結果を出力する
検定表になるようにしました。
先日のRESPセミナー2017では、多くのユーザー様と直接交流することができ、
RESP-Dが多くの物件で使われていることを肌で感じることができ、大変励みに
なりました。今後も皆様のご期待に添えますよう、開発・サポートチーム一同
頑張ってまいりますので、ご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
◆◇◆ RESP-MX ◆◇◆
新しい質点系解析プログラム「RESP-MX」の登場。
M/Ⅱの後継プログラムとして新たにリリースされます。(2018/2/1)
実務設計のフローを踏まえて設計者にとっての使いやすさを念頭においています。
・免震装置のや制振装置のパラスタを効率的に行える
・X方向とY方向、ばらつきなど雑多になりがちなデータを単一ファイルで管理
できる。
・応答や履歴などを見たい組み合わせですぐに見られる。
また、既存RESPでは対応していなかった機能として
・等価曲げせん断モデルでせん断成分にのみ対応するダンパーの配置
・マルチタワーの正式実装(後日実装予定)
その他今後も機能追加を予定しています。
詳しくは http://www4.kke.co.jp/resp/product/resp-mx/ を参照ください。
[4]――――――――――――――――――――――――――――――――
技術トピック
◆◇◆ 静的荷重増分解析結果を用いた免震支承材の引き抜き検討 ◆◇◆
質点系振動解析による設計で免震支承材の引き抜き検討を行う場合、軸力の検
討では静的荷重増分解析結果を用いることになります。
その際、引き抜きが厳しい支承材については引張非線形を考慮して支承材に作
用する引張力を低減させる場合があります。通常の引き抜き検討においては水
平動と上下動による軸力を応力重ね合わせすることで検討を行いますが、引張
非線形を考慮する場合には単純な応力重ね合わせで評価を行うことができませ
ん。そこで、静的荷重増分解析を用いて面圧検討する場合に、上下動係数によ
る影響を加味して評価する方法があります。
詳しくはこちら RESP HP RESP-Dならできる50のこと
No.29 静的荷重増分解析結果を用いて免震支承材の引き抜き検討を行いたい
→http://www4.kke.co.jp/resp/support/faq/resp-d/recipes.html#recipe_29
[5]――――――――――――――――――――――――――――――――
あとがき(RESP担当者近況)
ちょっと古い記事ですが、11月20日に「量子コンピュータ、NTTがクラウドで
一般公開」を読みました。
今年の夏頃「量子コンピュータが人工知能を加速する」という本を読んでいた
ので、とうとう日本も本格的に動き出したかと、ちょっとワクワクしました。
その本にはカナダ企業がD-Waveという商用量子コンピューターを開発したこと
が書かれていて、そのプロセッサは超伝導を利用していました。今回日本で開
発した量子コンピュータは光を利用したもので、超伝導より消費電力が少なく
て済むようです。そして、日本がこれまでの研究の成果が世界をリードしてい
くとも書かれていました。
量子コンピュータが最適化問題を瞬時に解いて、より快適な生活を送れる近未
来を想像しつつ、今後の日本チームの活躍に期待したいと思います。
(I.S.)
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RESP ニュース
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