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RESP ニュース Vol.102

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構造計画研究所 RESP ニュース Vol.102 2017/11/10
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[ 目次 ]―――――――――――――――――――――――――――――
1.RESP技術セミナー2017 開催のお知らせ
  「構造性能評価と長周期地震動の現状と課題」
2.各種パッケージのお知らせ
3.2017年度建築学会大会参加レポート
4.あとがき

[1]―――――――――――――――――――――――――――――――

RESP技術セミナー2017 開催のお知らせ

◆◇◆ 構造性能評価と長周期地震動の現状と課題 ◆◇◆

毎年開催しております、RESP技術セミナーの開催が決定いたしました。
本年のRESP技術セミナーのテーマは「構造性能評価と長周期地震動の現
状と課題」でございます。


◆セミナー概要◆

・一般財団法人日本建築センター 超高層・免震等建築物構造審査(評定)
委員長 西川孝夫 首都大学東京名誉教授による基調講演「長周期建物の時
刻歴応答解析と性能評価」

・日本建築センター評定部構造課 大宮幸 課長代理による講演「長周期地
震動に対する免震材料の性能変化に関する審査上の取り扱いと評定の現状」

・主要な免震装置メーカ各社様より各社製品の長周期地震時性能評価に関す
るご発表

・弊社販売プログラムに関する最新情報のご紹介

最新の建築構造設計の知見が得られるものと考えております。ご参加いただ
ければ幸いです。

セミナー終了後はご参加のみなさま、ご講演者の方々との情報交換の場とし
て懇親会を開催しますので、ご活用ください。

詳細はこちら
 ⇒URL セミナー情報



[2]―――――――――――――――――――――――――――――――

各種パッケージのお知らせ

◆◇◆ RESP-D ◆◇◆

近日機能追加を予定している機能について以下に示します。

・表示範囲の制御機能
階、軸による表示範囲を定義し、指定した範囲のみ表示・編集できる機能で
す。大規模なモデルの一部だけ編集したい場合などに、スピーディに編集作
業が行えます。

・軸間コピー機能
階層コピーに加え、軸間のコピー機能を追加予定です。類似の通り軸が複数
ある場合の編集作業を支援します。

・免震支承材上下大梁付加応力による二次応力考慮
免震支承材の上下大梁に作用する付加せん断力に対し、二次応力として発生
する変動軸力を考慮して面圧の検定が行える機能を追加しています。

・コンクリート材料個別指定の拡張(接合部、大梁の検定用Fc)
コンクリート材料の個別指定で接合部を追加しました。また、大梁の検定用
Fcとして検定時のみ用いるコンクリート材料を設定できるようにしました。
プレキャスト等の場合にご活用いただければと思います。



[3]―――――――――――――――――――――――――――――――

建築大会2017参加レポート

◆◇◆ 概要 ◆◇◆

8月に2017年度建築学会大会(中国)が広島工業大学で開催されました
。RESPチームからもメンバーが9名参加し、8編の論文発表を行いまし
た。今回は大会レポートとして参加の感想などをお届けしたいと思います。


◆◇◆ 講演紹介 ◆◇◆

・多段免震・連結制振ハイブリッド構造システム

多段免震(ダブル免震)は超高層免震において高層階での応答増幅を避ける
ために、基礎免震に加えさらに中間層に免震を設ける構造として知られてい
ます。

「多段免震・連結制振ハイブリッド構造システム」は多段免震に加え、耐震
構造で剛強な架構(フリーフォール)を連結制振ダンパーにより連結するこ
とで更に応答低減効果を期待することができます。

このハイブリッド構造の場合、多段に配置された免震の周期とフリーフォー
ルの同調周期を考慮することが最適配置につながるため、最適化のテーマと
して研究が進められているという印象でした。

正直なところ通常の免震でもすでに十分な安全性を備えているのではないか
、と感じましたが、長周期パルスなど今までに経験のないような地震動に遭
遇した時にこういった技術の需要が増加するのかもしれません。

・衝撃解析・倒壊解析

2015年3月に日本建築学会から「建築物の耐衝撃設計の考え方」が発刊
されたこともあり、個人的に衝撃解析・倒壊解析に興味を持ち講演を聴講い
たしました。

衝撃により部材が破壊され飛散するシミュレーションや、倒壊を伴う建物の
シミュレーションなど、従来のRESPが取り組んできた微小変形理論を大
きく超える領域の計算例に触れることができ、大変興味深く感じました。

設計という観点からは少しはずれるかもしれませんが、ロバスト性という観
点では倒壊現象を理解することも今後より重要視されてくるのではないかと
思います。個人的には、今後RESPでも取り組んでいくべきテーマかなと
感じました。


◆◇◆ 感想 ◆◇◆

例年は自身の発表に合わせて1泊で帰る事が多かったのですが、今年は2日
目に司会、最終日に発表というスケジュールだったので初日の夜に現地入り
し、2日目の朝から最終日まで参加しました。おかげでかなり多くの講演を
聴講することができ、RESPユーザーの皆様の発表も多数聴講させていた
だきました。今後ともRESPを実務、研究に役立てていただけるよう、チ
ーム一同頑張っていく所存です。



[4]―――――――――――――――――――――――――――――――

あとがき(RESP担当者近況)

建築学会大会参加の際、梗概集のDVDを持っていったものの、持っていっ
たPCにドライブがついておらず役に立ちませんでした。近年は他の学会で
もUSBメモリで配布することも多いとのことです。変更するにはコストな
どの面で簡単ではないのだと思いますが、USBになれば講演を聴講しなが
ら梗概を閲覧する機会も増え、議論もより活発になる気がするのでぜひUS
B化してほしいものです。(S.S.)


9月からサポートメンバーとして加わることになりました。日々勉強の毎日
ですが、少しでも早く皆様のお役に立てるよう努力いたします。どうぞよろ
しくお願いいたします。最近の趣味はマラソン大会に向けたランニングです
。残念ながら先日の台風で出走予定だった横浜マラソンが中止になってしま
いましたので、手ごろなマラソン大会を探しています。(R.S)



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