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RESP&Bird-21 ニュース Vol.56

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構造計画研究所 RESP&Bird-21 ニュース Vol.56 2007/8/23
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本メールは、構造計画研究所RESP&Bird?21の最新情報をお伝え
するメールニュースです。RESP&Bird?21を御導入していただい
ている企業の担当者様、技術的問い合わせ・各種アンケート・意見交換・技
術指導をしていただいた方を対象に、月2回程度の予定で発信しております。
配信変更・追加・停止等につきましては、本メールの末尾をご覧下さい。

[ 目次 ]??????????????????????????????
 1.RESP-M/II 制振要素にSI単位変換時の障害があり修正版をリリース
 2.「KKE VISION 2007」開催のお知らせ
 3.2007年版「建築物の構造関係技術基準解説書」刊行 保耐が1.5倍?
 4.工作物の時刻歴応答解析の必要について
 5.あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)


[ 1 ]???????????????????????????????
RESP-M/II 制振要素にSI単位変換時の障害があり修正版をリリース

RESP-M/II(建築構造物の質点系振動解析プログラム)Ver.8.59 以前のバー
ジョンにおいて、下記の制振要素について単位変換に障害があり、SI単位
使用時の減衰力が 1/9.80665 で評価されていることがわかりました。

 ・ 7番:オイレス工業 支持バネ付きVWD・MSD・CVD
 ・10番:新日鉄エンジニアリング/住友スリーエム 粘弾性ダンパー
 ・15番:ブリヂストン EXTダンパー

本障害に関する修正版として Ver.8.60 をリリースし、下記URLからダウ
ンロードできる体制を整えております。
特に、制振関連の解析でご利用されているユーザ様は、改善版を利用してい
ただけるようお願い申し上げます。

  http://www4.kke.co.jp/resp/support/download/index.html

保守サービス契約を結ばれていないお客様にも、本修正版を提供いたします
ので、メール・電話等でお問い合わせください。

皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしました。深くお詫びを申し上げます。
また、本障害をご指摘いただいたメーカー様には感謝いたします。
今後は、このような障害が再発しないよう、これを機会に品質チェック体制
を強化する所存でございます。引き続きのご利用をお願い申し上げます。


[ 2 ]???????????????????????????????
「KKE VISION 2007」開催のお知らせ

弊社主催のセミナー・展示会「KKE VISION」を下記の要領で開催いたします。
RESP&Bird-21 だけでない弊社を理解していただく絶好の機会だと思います。

  会  場:ANAインターコンチネンタルホテル東京
  日  時:2005年9月11日(火曜)
  基調講演:10:10?12:00
      「独創・協創・競創
       ?出過ぎた杭(くい)は誰にも打てない?」
      MIT Media Lab 教授 石井 裕 氏
      
      MITメディアラボは、「未来は予測するものではなく、発明
      するもの」というアラン・ケイの言葉を体現する研究所であり、
      世界中の先進的な企業とのコラボレーションを、創造のエンジ
      ンとしています。そのメディアラボの独創・協創文化の中から
      生まれたのが、タンジブル・ビットです。人々が生涯を通じ物
      質的な世界と関わりあうことで育んできた豊かな感覚と能力を
      活かし、人間、デジタル情報、そして物理世界をシームレスに
      つなぐインターフェイスを実現することが、タンジブル・ビッ
      トのゴールです。本講演では、タンジブル・ビットのコンセプ
      トと背景、そしてタンジブルメディアグループがデザインした
      多様なインターフェイスの例をご紹介し、ユビキタスGUIを
      越える、未来の方向をご提案いたします。
  
  RESP&Bird-21のユーザ様に関連が深いセミナーを下記に紹介いたします。
  満席が目立ってまいりました。お早めにお申し込みください。
  
  トラックA 構造設計の社会的役割
    A-1・2 建築基準法改正の運用と施行後の現状について
       ・確認審査の運用と現状
       ・構造計算適合性判定の運用と現状
       ・構造規定の解釈と運用
 
       株式会社 東京建築検査機構 確認検査事業部 構造技術部長
          春原 匡利 氏 
       財団法人 日本建築センター 構造判定部 部長 
          塚田 市朗 氏 
       独立行政法人 建築研究所 構造研究グループ 上席研究員
          福山 洋 氏 
       株式会社 構造計画研究所 CTO建築系担当
          奥薗 敏文 
 
    A-3・4 構造技術インターナショナル ?免震・制振の各国事情?
 
       TESolution Co.,Ltd 代表理事
          金 潤石 (韓国) 氏 
       ボアジチ大学 カンディッリ地震工学研究科耐震工学研究室
       Research Associate
          CAN ZULFIKAR (トルコ共和国) 氏 
       国立台北科技大学 建築與都市設計研究所 教授
          黄 徳琳 (中国) 氏 
       株式会社 構造計画研究所 執行役員
          高橋 治 (日本) 
       株式会社 構造計画研究所 上海駐在員事務所 所長
          郭 献群 (日本) 

  トラックB 地震危険度とその対策
    B-1 地震動予測地図 ?課題と今後の展望?

       独立行政法人 防災科学技術研究所 防災システム研究センター
       プロジェクトディレクター
          藤原 広行 氏

    B-2 戦略的BCMのすすめ ?災害時の事業継続について?

       株式会社 構造計画研究所 事業評価コンサルティング室 室長
          村地 由子

    B-3 耐震安全性の設計目標と社会的合意

       東京大学 新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻 教授
          神田 順 氏

    B-4 新原子力耐震指針における確率論的取り扱い
    
       独立行政法人 原子力安全基盤機構 解析評価部 部長
          蛯沢 勝三 氏

  会場では展示も行っております。開発関係者がユーザ様と直接意見交換
  できる貴重な機会ですので、ぜひお立ち寄りいただければと思います。

  詳細・申し込みは、こちらへ
  http://www.go-event.info/kv2007/


[ 3 ]???????????????????????????????
2007年版「建築物の構造関係技術基準解説書」刊行 保耐が1.5倍?

2007年版「建築物の構造関係技術基準解説書」(黄色い本)が刊行されました。
従来の黄色表紙が、白と黄のストライプに変わっており奇妙な感じがします。
目次を見るとA「参考資料 技術的助言」の章が大幅に充実しており、結果と
してずいぶんと厚く(35mm)なっています。

中でも驚かされるのが、「付録1?7 高さが45mを超え60m以下の建
築物における耐震設計上の留意点」の内容です。その中で、「4.3 保有水
平耐力」には、下記のように記載されています。

・各階の保有水平耐力は、標準せん断力係数を1.0とした場合の各階の必
 要保有水平耐力の1.5倍以上であること。

住宅性能表示の耐震等級3級相当になる1.5倍という大きな数値を義務化
するには、やや唐突という印象を受けます。過剰性能だと思うなら、時刻歴
応答解析をするべし、ということでしょうか。この結果、高さ59mすれす
れの建物を計画する意味が、かなり薄れた気がします。

巻頭の「刊行に寄せて」を読みますと、基準法では最低の基準を定めて・・・
という考えから、より積極的に安全性の確保を目指す考えに移り変わってい
ることが分かります。


[ 4 ]???????????????????????????????
工作物の時刻歴応答解析の必要について

本年6月20日の建築基準法および施行令の改正のより、高さ60mを超え
る工作物(立体駐車場・煙突・アンテナ塔・送電塔・風車など)にも、時刻
歴応答解析の実施が義務付けられました。

以前は、高さ100mを超える場合にのみ必要とされていた時刻歴応答解析
が、高さ60mを超えるものまで引き下げられた格好になります。

まだ正確な情報ではありませんが、性能評価に必要とされる書類・検討項目
に関しても超高層ビルの構造検討とほとんど変わらないと予想されています。
また、現時点では多くの民間評価機関が扱いを見送っており、評価機関の選
択においてもあまり自由度が利かないようです。

ラーメン構造以外の構造形式に関する非線形振動解析は、慣れない解析手法・
慣れない解析プログラムの利用を強いられることが予想され、トータルで見
ると、大変な作業量となることが予想されます。
RESP&Bird-21 のグループでは、対応する解析プログラム(RESP-T・F3Tなど)
の準備や、受託解析による支援の準備を行っております。お悩みの際には、
ご相談いただければと思います。


[ 5 ]???????????????????????????????
あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)

◆連日、暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?先日、
息子の試合応援のため埼玉県熊谷市にある「彩の国くまがやドーム」へ初め
て行ってきました。とても大きな建物で、中の広さにびっくりしました。
(編注:JSCA作品賞受賞建物)。よく見ると、ドーム全体の1/3が銀
色の屋根の体育館となっており、残りがテント屋根のテニス場で構成されて
います。しかし、その体育館(76m×43mの大空間)には空調が入って
おらず、大変暑い中での応援となり、汗だく状態です。熊谷市は関東で最も
暑い所だそうです。もし行かれる際には、熱中症対策をお忘れなく。(I)
◆「新しい構造技術基準書は、きっと本屋にはすぐに出回らないよ。入手す
るには講習会に行くしかないよ」という助言の中、果敢にも官報販売所に連
絡を入れるU君。「全然普通でしたよ」とあっけなく入手していました。し
かし、巻末の「技術的助言」のボリュームアップに驚き、土木の「示方書」
になんとなく似てきた印象に「全然普通ではない」ものを感じました。(Y)



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RESP&Bird-21 ニュース
              発信:株式会社 構造計画研究所 耐震技術部
                  〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3
      mail:連絡先  TEL:03-5342-1138  FAX:03-5342-1238
                     http://www.kke.co.jp/resp/
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[ 弊社個人情報保護指針 ]??????????????????????
http://www.kke.co.jp/policy/privacy.html

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