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RESP&Bird-21 ニュース バックナンバー

RESP&Bird-21 ニュース Vol.49

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構造計画研究所 RESP&Bird-21 ニュース Vol.49 2007/1/26
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本メールは、構造計画研究所RESP&Bird?21の最新情報をお伝え
するメールニュースです。RESP&Bird?21を御導入していただい
ている企業の担当者様、技術的問い合わせ・各種アンケート・意見交換・技
術指導をしていただいた方を対象に、月2回程度の予定で発信しております。
配信変更・追加・停止等につきましては、本メールの末尾をご覧下さい。

[ 目次 ]??????????????????????????????
 1.RESP-M3(Ver.12.00)をリリース、各種装置・セキュリティーに対応
 2.Windows Vista への対応予定
 3.数値データ0.1に誤差が含まれている?
 4.Bird-21 & RESP 体験セミナー(3/2)のお知らせ
 5.あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)


[ 1 ]???????????????????????????????
RESP-M3(Ver.12.00)をリリース、各種装置・セキュリティーに対応

「建築構造物の擬似立体動的弾塑性振動解析プログラムRESP?M3」に
下記の機能を追加し、来週より保守契約ユーザ様に発送いたします。

 ・非累積型の瞬間剛性比例減衰への対応
   ※概要は、RESP&Bird-21 News Vol.26 2005/10/14 を参照

 ・各要素毎に減衰定数を指定できる剛性比例型減衰への対応
  (減衰タイプ11番の追加)

 ・JFEスチール(株)製極低降伏点鋼トリリニアモデル
  (復元力特性タイプ132)

 ・倉敷化工(株)積層ゴム一体型免震U型ダンパーへの対応
  (復元力特性タイプ133)
   ※概要は、RESP&Bird-21 News Vol.16 2005/5/13 を参照

 ・三菱重工業(株)MCBダンパー
  (復元力特性タイプ134)
   ※概要は、RESP&Bird-21 News Vol.16 2005/5/13 を参照

 ・オイレス工業(株)LRB(ひずみ依存型トリリニア)
  (復元力特性タイプ136)
   ※概要は、RESP&Bird-21 News Vol.16 2005/5/13 を参照

 ・カンマ区切りエクセル形式(CSV)の波形ファイルへの対応
   ※概要は、RESP&Bird-21 News Vol.25 2005/9/28 を参照

 ・SI単位対応

 ・Windows-XP SP2以降のセキュリティー強化に対応
   Windows Vista に関する対応の一部を含みます。
   ※概要は、RESP&Bird-21 News Vol.39 2006/6/29 を参照


[ 2 ]???????????????????????????????
Windows Vista への対応予定

来週(1月30日)に一般消費者向けにリリースされる Windows Vista に
関する、RESP&Bird-21 の対応予定をお伝えします。

前号でお伝えしたとおり、Windows Vista では、新しい操作性の確立および
セキュリティー機能の向上に重点を置かれ、古いプログラムに対する互換性
が、若干犠牲になってしまう傾向があります。
RESP&Bird-21 に関しても、現行のバージョンを Vista にて運用する際には、
細かな問題が出ており、現在対応作業を進めている最中にあります。

現在の見通しでは、RESP および Bird 共に Vista のリリース後2ヶ月間の
対応作業を行い、3月30日(金曜)までに Vista 対応版をリリースする
予定にしております。
対応版のリリースまで、保守契約ユーザの皆様にはご迷惑をおかけいたしま
すが、しばらくお待ちいただけるようにお願い申し上げます。


[ 3 ]???????????????????????????????
数値データ0.1に誤差が含まれている?

風応答解析などで、時間積分間隔Δtに0.1を設定して、数千?数万秒間
の時刻歴解析を行うと、ピッタリ終了時刻が表示されないという問題を指摘
されることがあります。この現象は、特定の数値の組み合わせの場合にのみ
生じるため、奇妙な現象として問い合わせをいただきます。

パソコン内部では2進数で演算が行われており、数値計算は浮動小数点方式
の演算が行われていることは比較的良く知られていますが、日々の業務の中
で「丸め誤差」にまで、関連付けて理解されている方は少ないと思います。
この奇妙な現象の原因であり、浮動小数点演算の宿命である「丸め誤差」に
ついて簡単に説明いたします。

ここでいう「丸め誤差」とは、有効数字の桁数(仮数)が不足する場合に、
四捨五入、切捨て、切上げによって生じる誤差のことです。
πや√2のような無理数であれば、有効桁数をどんなに大きくとっても、丸
められてしまうことが直感的に理解できると思います。
問題は、一見何の問題も感じられない 0.1 のような数値が、内部的に循環
小数になっていることに起因します。

1÷3の答えは、十進数では 0.333…と循環小数になり有効桁数内で正確に
表現することはできませんが、基数を3とした三進数であれば 1E-1 のよう
に表現でき、誤差なく表現できる「キリのいい数字」となります。
逆に 0.1 は、十進数としてはキリのいい数字ですが、二進数では循環小数
になっています(仮数部のみのケチ表現で 100110011001…)。

パソコンの数値演算ユニットでは、有効桁数を大きく取ることで丸めによる
問題が起きにくくしていますが、当然ながらこれは根本的な解決ではなく、
プログラミングや運用時に上手に解釈していくしか対処方法はありません。
解析ステップ数が多い場合や、「キリの悪い」数値を多用する場合には、
「丸め誤差」の存在を理解して運用していただくようお願い申し上げます。
 

[ 4 ]???????????????????????????????
Bird-21 & RESP 体験セミナー(3/2)のお知らせ

Bird-21 による短時間の構造概算設計だけでなく、RESPによる振動解析
までを体験していただくコース(無料)です。商品の購入検討や、購入後の
トレーニングにご活用くだい。
従来からのBird-21の特徴を盛り込んだ内容(素早い1次設計、数量検討、
構造図表現、躯体パース図作成、保有水平耐力の算定)に加え、便利な新機
能や日常的な使用方法などを紹介します。

 2007/3/2(金曜) 13:30?17:00 弊社新館トレーニング室(東京)
          ※希望者には、Bird-21お試し版(保有耐力付)進呈

 詳しくは、下記URLを参照してください。
    http://www4.kke.co.jp/resp/topics/topics_all/003.html


[ 5 ]???????????????????????????????
あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)

◆今朝も通勤電車が大変混雑しました。これでもかというほど乗客が詰め込
まれた列車の扉を見ると、なんと少したわんでいました。この状態、乗車率
では何%に相当するのでしょうか。通勤車両での「乗車率100%」は、座席・
つり革がほぼ全て使用され、ドアの前に数人立っている状態を指すそうです。
乗車率が150%を超えるあたりから他人と体がぶつかり始め、250%を超える
と全く身動きが取れない状態になるようです。昭和40?50年にかけての
線増工事が行われる以前は、通勤時の乗車率300%の路線もあったそうです。
想像を絶する状態ですね。本当に、乗車率=通勤疲労率だなあと感じます。
あと数本前の列車で通勤できるよう、早起きに努めようと思います。(I)


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RESP&Bird-21 ニュース
              発信:株式会社 構造計画研究所 耐震技術部
                  〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3
      mail:連絡先  TEL:03-5342-1138  FAX:03-5342-1238
                     http://www.kke.co.jp/resp/
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[ 弊社個人情報保護指針 ]??????????????????????
http://www.kke.co.jp/policy/privacy.html

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