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RESP&Bird-21 ニュース バックナンバー

RESP&Bird-21 ニュース Vol.30

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構造計画研究所 RESP&Bird-21 ニュース Vol.30 2006/1/7
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本メールは、構造計画研究所RESP&Bird?21の最新情報をお伝え
するメールニュースです。RESP&Bird?21を御導入していただい
ている企業の担当者様、技術的問い合わせ・各種アンケート・意見交換・技
術指導をしていただいた方を対象に、月2回程度の予定で発信しております。
配信変更・追加・停止等につきましては、本メールの末尾をご覧下さい。

[ 目次 ]??????????????????????????????
 1.新年ご挨拶
 2.設計用模擬地震動波形のダウンロード開始
 3.Bird-21 & RESP 体験セミナー(1/24)のご案内
 4.地震応答シミュレーション動画が年末年始にTV放送されました
 5.あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)


[ 1 ]???????????????????????????????
新年ご挨拶

謹賀新年

旧年中はRESP&Bird-21関連商品に格別のご愛顧にあずかり、誠にありがとう
ございます。昨年末には、業界を揺るがす事件がありましたが、良くも悪く
も建築構造設計が広く知られるきっかけになった気がいたします。
正月休みには、親戚中から解説を求められた方、あるいは、業界を代表して
弁明する立場に追いやられた方も少なくないのではないでしょうか。

依然として、設計・解析に対してスピードアップ・コスト削減を求める声は
衰える気配がありませんが、本来の義務と責任を社会に知らしめ、正当な評
価を再び獲得できる一年になればと願っております。
担当者一同、一層のサービスの品質向上を目指し、皆様が高度なエンジニア
リングを自由かつ誠実に駆使できるよう、情熱を傾け知恵を振り絞っていく
覚悟でございます。なにとぞ本年も倍旧のご支援のほどお願い申し上げます。


[ 2 ]???????????????????????????????
設計用模擬地震動波形のダウンロード開始

設計ルート「時刻歴応答解析等の高度な構造計算」では、構造物のモデル化
や、解析手法の選択が重要な要素となるのは言うまでもありませんが、見過
ごされがちながら重要な要素として、設計用入力地震動波形が挙げられます。

古くは、エルセントロ波に代表される有名な地表面の観測波形を、そのまま
用いていました。現在では、地震災害に対する理解が深まり、模擬波形の採
用が主体となっております。
しかし、模擬波形の作成では、適正な周波数成分を与えるために、表層地盤
の影響を考慮することを前提としており、地盤調査が済むまで設計用模擬地
震波形が作成できないことになってしまいます。
これでは作業性が悪く、安直に使えたエルセントロ波の方が良かったという
意見を耳にすることがあります。

そこで、RESP&Bird-21グループでは、代表的な地盤増幅を考慮した設計用模
擬地震動波形(SampleWave2005.dat)を作成し、手軽に基本検討に使ってい
ただけるように準備いたしました。本ファイルは、既存の観測波形に加え、
鉛直成分や神戸波などの追加波形も含まれております。
まずは RESP-M/II の保守契約ユーザ様から、下記ダウンロードページにて入
手できるように準備を整えています。ぜひ、お試しください。

    http://www4.kke.co.jp/resp/support/download/index.html


[ 3 ]???????????????????????????????
Bird-21 & RESP 体験セミナー(1/24)のご案内

Bird-21 による短時間の構造概算設計だけでなく、RESP による振動解析まで
を体験していただくコース(無料)です。購入検討や購入後のトレーニング
に留まらず、地震応答解析の入り口までご案内いたします。
従来からのBird-21の特徴を盛り込んだ内容(素早い1次設計、数量検討、
構造図表現、躯体パース図)も細部を見直し、より内容の濃いセミナーを目
指しております。

 2006/ 1/24(火曜) 13:30?17:00 弊社新館トレーニング室(東京)
          ※希望者には、Bird-21お試し版(保有耐力付)進呈

 詳しくは、下記URLを参照してください。
    http://www4.kke.co.jp/resp/topics/topics_all/003.html


[ 4 ]???????????????????????????????
地震応答シミュレーション動画が年末年始にTV放送されました

前号でご紹介しました「RESP&Bird-21による地震応答シミュレーション動画」
が、年末年始にTV放送されました。偶然、ご覧になって驚かれた方もいらっ
しゃると思いますが、ここにまとめてご紹介したいと思います。

NHKでの放送は、弊社ホームページの「お知らせ」に紹介されているよう
に、12月20日のよる10時からのニュース10にて放送されました。
本映像は、大越俊男氏(JSCA会長)から、一般視聴者にとって分かりや
すく解説していただくことができました。

    http://www.kke.co.jp/news/index.html

テレビ朝日での放送は、1月4日のよる10時からの報道ステーションにて
放送されました。
本映像は、寺本隆幸教授(東京理科大学)から、平易な言葉で専門性の高い
内容の解説をいただくことができました。

映像の製作では、放映された作業風景どおり、Bird-21にて躯体形状の入力・
荷重拾い、断面算定、保有水平耐力の確認、RESP-F3D にて2方向入力の非
線形立体振動解析、RESP-CG の改造版で地盤の変位合成とジオメトリ演算を
行い、結果をレンダリングいたしました。

今回の建物は、いずれも許容応力度設計や必要保有水平耐力を満足しない建
物ですが、既存不適格建物に比べ部材の靭性に富んだ建物であり、条件次第
では、新耐震建物に引けをとらない耐震性を有するなど、単純には捉えられ
ない側面を有することが分かってきました。
必ずしも耐震強度偽装=倒壊とはならないことを検証してしまうことになり、
国土交通省の発表から受ける印象とのズレに窮する面がありました。
そんな状況の中、両先生からは有意義なご指導をいただき、デリケートな問
題を平易に解説していただくことができました。この場を借りて感謝の意を
表します。


[ 5 ]???????????????????????????????
あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)

■構造計算書の偽造問題で、大変忙しい毎日をお過ごしのことと思います。
本来は構造計算書の偽造を行った設計者の責任だけが問われる単純な事件。
いつのまにか、複雑な問題が浮き彫りにされてきました。 ①確認申請のあ
り方と責任。 ②構造計算ソフトのあり方と信頼性。 ③構造計算書偽造と
問題のある構造設計の違い。 ④偽造とそれを助長し黙認を許した環境。
⑤構造設計者の責任と対価。 ⑥従来設計法と時刻歴応答解析や限界耐力設
計などの高度な設計法による安全性評価結果の違い。 ⑦偽造建物の耐力評
価指数と補強可能の判断。 ⑧法制度と国および行政庁の責任の有無(強い
ては国民の税金による負担)。 それぞれの問題について関わり、明確な答
えを導き出すことも、構造設計技術者の責務ではないでしょうか。 (M)
■今年の冬は、例年になく寒いですね。ということで、正月は、初詣(明治
神宮、浅草寺)には行きましたが、専ら、寝正月で過ごしました。 昔は、
1日にサッカー天皇杯の決勝戦、2日にラグビー大学選手権の準決勝線を見
にいったりしたのですが。歳はとりたくないですね。毎年毎年不精になり、
寒さがこたえるようになりました。               (S)


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RESP&Bird-21 ニュース
              発信:株式会社 構造計画研究所 耐震技術部
                  〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3
      mail:連絡先  TEL:03-5342-1138  FAX:03-5342-1238
                     http://www.kke.co.jp/resp/
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