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構造計画研究所 RESP&Bird-21 ニュース Vol.24 2005/9/9
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本メールは、構造計画研究所RESP&Bird?21の最新情報をお伝え
するメールニュースです。RESP&Bird?21を御導入していただい
ている企業の担当者様、技術的問い合わせ・各種アンケート・意見交換・技
術指導をしていただいた方を対象に、月2回程度の予定で発信しております。
配信変更・追加・停止等につきましては、本メールの末尾をご覧下さい。
[ 目次 ]??????????????????????????????
1.「KKE VISION 2005」開催報告
2.入力地震動 実習セミナー開催のご紹介
3.Bird-21 & RESP 体験セミナー9月のご案内
4.あとがき風建築学会参加記
5.あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)
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「KKE VISION 2005」開催報告
毎年恒例となります構造計画研究所主催セミナー「KKE VISION」を、9月
6日、品川の東京コンファレンスセンターにて開催いたしました。
台風が心配な天候の中、参加していただいた方、興味を持っていただいた方、
誠にありがとうございます。
通信・製造・マネジメントなど、建築構造以外の多岐にわたる内容に驚かれ
た方が、少なからずいらっしゃったかと思います。
RESP&Bird-21グループが属する建築構造系のセッションとしては、以下の講
演題目となります。記録の意味と、残念ながら参加できなかった方のために、
概要・印象を簡単にまとめてみました。
トラックB「都市防災と構造設計」
B-1 いのちを守る地震防災学
?震災を生き延びるために?
林 春男 氏(京都大学 防災研究所 巨大災害研究センター長 教授)
B-2 構造技術者が社会の為に出来ること
?社会資本を災害から守るために?
高橋 治(構造計画研究所 構造技術部)
B-3 超高層建築物等の性能評価の実態
?耐震安全性の確保のあり方?
清水 敬三 氏(日本ERI 執行役員 評定部長)
B-4 地震リスク評価の必要性と建築研究所での取り組み
高橋 雄司 氏(建築研究所 住宅・都市研究グループ)
まず全体を通じて、地震が発生した際に建物の被害を如何に抑えるか、に留ま
らず、災害が発生した際の被害をリスクとして金額に置き換え予測し、最小の
被害を計画すること、さらに誰の目にもわかりやすく防災を伝えることが今後、
非常に重要になってくるだろうとの共通認識がありました。
また災害は地震だけでなく、風や津波に対する防災も重要であるとし、発生時
の被害だけでなく、発生後の被害も軽減できるよう目指すことなど、トータル
で合理的なリスク評価の重要性と方法が、随所に紹介されていました。
林先生の講演では、過去の地震発生とそのメカニズムの紹介、公的な立場から
の救援施策・復興施策、防災の未来、次世代に残すべきものを紹介されました。
弊社高橋からは、一設計者の立場から見た過去の地震災害、弊社の技術を活用
した防災提案、今後重要と考えられる要素技術の紹介がありました。
清水氏は、過去の地震災害と技術発展・行政対応をまとめられ、事例の紹介を
通じての最近の耐震技術、および、その評価の現場を紹介されました。
最後の高橋氏は、今後の主流となるであろう確率論に基づいた地震リスク評価
に関して、その理論・手法と実施例を詳細に紹介されました。
個人的に印象に残ったのは「南海地震・東南海地震は2020?2035年の間である」
との予言的予測で、セッション全体の緊張感を大いに高めていました。
今年度参加していただいた方、また参加できなかった方、来年も「KKE VISION」
を開催予定ですので、ぜひご参加ください。
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入力地震動 実習セミナー開催のご紹介
厚生労働省所管の技術研修施設である高度ポリテクセンター(URL下記)に
おいて、2日間に渡る実習形式のセミナーを開催いたします。
弊社講師が、基礎理論から実務解析までを解説し、設計用入力地震動作成シ
リーズ(ARTEQ、k-SHAKE、k-WAVE)を使用し、数値解析を体験していただく、
実習形式の有料セミナーです。
昨今の地震被害で必ず話題に上る「地盤の影響」・「免震構造」。その必須
項目となる入力地震動について、理解を深める良い機会だと思われます。
詳しくは、下記の高度ポリテクセンターのウェブページをご参照ください。
独立行政法人 雇用・能力開発機構(高度ポリテクセンター)
http://www.apc.ehdo.go.jp/
場所:海浜幕張公園の隣(駅を挟んで幕張メッセの反対側)
「地震環境を考慮した入力地震動評価技術」
開催日:2005/9/29(木曜)?9/30(金曜)
http://www.apc.ehdo.go.jp/seminar/2005/ichiran/syousai/05semi31313.html
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Bird-21 & RESP 体験セミナー9月のご案内
7月からBird-21体験セミナーを一新し、短時間の構造概算設計だけでなく、
RESPによる振動解析までを体験していただくコース(無料)となりました。
購入検討や購入後のトレーニングに留まらず、地震応答解析の入り口までご
案内いたします。
従来からのBird-21の特徴を盛り込んだ内容(素早い1次設計、数量検討、
構造図表現、躯体パース図)も細部を見直し、より内容の濃いセミナーを
目指しております。ご期待ください。
2005/9/30(金曜) 13:30?17:00 弊社新館トレーニング室(東京)
※希望者には、Bird-21お試し版(保有耐力付)進呈
詳しくは、下記URLを参照してください。
http://www4.kke.co.jp/resp/topics/topics_all/003.html
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あとがき風建築学会参加記
■先週末の3日間、大阪の近畿大学にて、日本建築学会大会が行われました。
参加された方は、お疲れ様です。とても暑くて大変でしたね。私も参加した
ので、その感想などを簡単に書きたいと思います。まず「最近の地震被害」
「長周期地震動」に関するパネルディスカッションを聴きに行ったのですが、
最近大きな地震が多いこともあり、どちらも満席状態でした。これから確実
に起こる大地震に向けて、何をすべきか、色々考えさせられました。一般学
術講演では、主にリスク評価、地震防災に関するセッションに参加しました。
どのセッションも集客は多く、活発な議論が交わされており、「地震リスク・
地震防災」への関心が高まっているのが感じられました。まだまだ勉強する
ことが多いな、と実感しました。最後に、私個人的に特に興味を持ったのが、
名古屋大学の方たちの「振動模型実験教材」に関する研究です。教材を用い
て一般の方への耐震教育・防災意識啓発を数多く行い、その結果、耐震診断
や耐震補強など、一般の方が実際の行動に移してくれるケースが多くなって
いると聞き、感心しました。切り口はさまざまですが、私もこのような効果
に少しでもつながるような仕事がしたいな、と改めて思いました。ちなみに
「ぶるるくん」というキャラクターがかわいいのもポイントです。 (ひ)
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あとがき(RESP&Bird-21担当者近況)
■今年の夏も、昨年ほどではないが、暑いですね。汗っかきなので、参りま
した。9月になって、朝・晩、虫の声を聞くようになり、秋の気配を感じる
ようになりました。
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかねぬる (古今集 藤原敏行朝臣)
暑さに弱い私は、本格的な、秋の到来を待ち望んでいます。秋の夜長に、古
今集でも再読してみようかと思っています。 (S)
■前回のあとがき。配信担当者の手違いでお見苦しい?(夏ボケな?)点が
一部の配信にありました。深くお詫びいたします。 (配信責任者Y)
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RESP&Bird-21 ニュース
発信:株式会社 構造計画研究所 耐震技術部
〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3
mail: TEL:03-5342-1138 FAX:03-5342-1238
http://www4.kke.co.jp/resp/
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