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RESP&Bird-21 ニュース Vol.4

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構造計画研究所 RESP&Bird-21 ニュース Vol.4 2004/10/06
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本メールは、構造計画研究所RESP&Bird?21の最新情報をお伝え
するメールニュースです。RESP&Bird?21を御導入していただい
ている企業の担当者様、技術的問い合わせ・各種アンケート・意見交換・技
術指導をしていただいた方を対象に、月2回程度の予定で発信しております。
配信変更・追加・停止等につきましては、本メールの末尾をご覧下さい。

[ 目次 ]??????????????????????????????
 1.シンポジウム「地震工学・防災科学研究の最前線」のお知らせ
 2.RESP-QDMにおける間柱・ブレースダンパーのQ?δ分離について
 3.RESP-M/IIにおける複素固有値解析機能とその利用法について
 4.Bird-21無料セミナー10月の開催予定と参加者募集について


[ 1 ]???????????????????????????????
シンポジウム「地震工学・防災科学研究の最前線」のお知らせ

西川孝夫教授(日本建築センター超高層評定委員長)によるKKE-VISION 2004
(9/28開催)の講演の最後に、シンポジウム「地震工学・防災科学研究の最前
線」のお知らせがありました。下記に概要をご紹介いたします。

表題:地震工学・防災科学研究の最前線
日時:平成16年12月9日(木曜)10:00?17:10
場所:日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
費用:参加費無料
次第:(敬称略)
 開会挨拶 友澤史紀
 第1部「各研究プロジェクトの報告」
  入倉孝次郎:
   「地震災害軽減のための強震動予測のマスターモデルに関する研究」
  濱田政則、家村浩和:「構造物の破壊過程解明に基づく生活基盤の地震
    防災性向上に関する研究」
  早川徹:  「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」
  川田恵昭: 「災害学理の究明と防災学の構築」
  大町達夫: 「都市地震工学の展開と体系化」
 第2部「パネルディスカッション」
  今村文彦、金沢敏彦、小長井一男、福和伸夫、三田彰、山本保博
 閉会挨拶 西川孝夫(地震工学専門委員会委員長)

詳しくは、日本学術会議のシンポジウム案内(下記URL)を御参照ください。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kokai_shinpo/index.html


[ 2 ]????????\??????????????????????
RESP-QDMにおける間柱・ブレースダンパーのQ?δ分離について

このたび、RESP-QDM(復元力特性モデル化プログラム)バージョン1.7.0に、
指定部位の分担せん断力の分離機能を追加し、簡単に部位毎のせん断力を
集計できるようになりましたので御紹介いたします。

荷重増分解析モデルに制振ダンパーを含める場合、主体架構とダンパーの
それぞれの分担せん断力を分離する必要がありました。
これまでのRESP-QDMでは、間柱型のダンパーであれば、フレームの定義から
該当節点を省くことによって、分担せん断力を分離することが可能でしたが、
対角ブレースや壁の場合には困難を伴う作業となっていました。

今回の機能追加によって、「*F3-RESULTコマンド、EXCEPTサブコマンド」に
「BRACE」などの部位を指定することで、指定された部位を除くせん断力を
集計することができます。
また、部位の指定を「COLUMN」のように主架構を指定することによって、
主体架構以外(制振ダンパーなど)のQ?δ曲線を取り出すことも簡単に
可能になりました。

新機能サブコマンドの書式は下記の通りです。
  EXCEPT ≪部位{COLUMN|WALL|BRACE|SSPRING|POSTD|KBRACED}≫
入力例:
*F3-RESULT f3-x "kaiseki\test-x"
 EXCEPT BRACE

なお、現在はプログラムをダウンロード可能の状態で、来月にインストール
CDおよび利用者マニュアルをユーザ様に発送する予定です。


[ 3 ]???????????????????????????????
RESP-M/IIにおける複素固有値解析機能とその利用法について

RESP-M/II(建築構造物の質点系振動解析プログラム)に内蔵する複素固有
値解析の機能は、速度依存ダンパーを含めて評価することができ、制振構造
物の減衰性能の評価に力を発揮します。
ただ残念なことに、一部のユーザ様しか使われていないようですので、機能
の概要と利用方法を簡単に御紹介いたします。

一般の固有値解析では、速度に比例する減衰項を無視して自由振動状態を求
めます。減衰項を無視するのは、一般の構造物の減衰定数はかなり小さく、
固有値・固有モードに与える減衰項の影響は小さいと考えられるためです。
固有値の解法では、慣性(加速度)項と復元力(変位)項が2階微分の関係
にあり、sin関数の2階微分はsin関数になることから、位相が全て揃った状
態で、結果的に実数の領域で解くことができます。

一方、制振構造物では減衰項を評価することが重要となります。
減衰(速度)項を考慮する場合の振動方程式の中では、変位の1階微分が
登場することになり、90度の位相ズレを考慮する必要が生じます。
このような場面で便利に利用できるのが複素数で、複素数を導入することに
より、明快に位相ズレを扱うことができるようになります。

このような考えをベースに、さらにダッシュポットとバネが直列接続になる
「マックスウェル型」や「取り付けバネ付きフォークト要素」などの振動数
依存型に関しても、反復計算することにより適切な解を求めることができる
ようにしたのが、RESP-M/IIに内蔵する複素固有値解析機能です。

複素固有値解析を行うことで、制振ダンパーを考慮した固有周期・固有モー
ド別減衰を簡単に求めることができます。特に、設置したダンパーを含めた
建物全体としての減衰定数を把握することができます。
ただし、速度依存性が極めて複雑なタイプ(制振壁・速度べき乗型など)や
履歴ダンパーには対応していませんので注意してください。


[ 4 ]???????????????????????????????
Bird-21無料セミナー10月の開催予定と参加者募集について

好評のBird-21の無料体験セミナーを下記の日程で開催いたします。
Bird-21の特徴(素早い設計検討・数量検討、検討に強い操作体系、構造図表
現・躯体パース図、RESP-F3/F3Dデータ変換など)を、体験していただけます。

2004/ 9/24(金曜) 13:30?17:00 終了いたしました
2004/10/15(金曜) 13:30?17:00 当社新館セミナー室(東京)
2004/10/29(金曜) 13:30?17:00 当社新館セミナー室(東京)

詳しくは、下記URLを参照してください。
http://www4.kke.co.jp/
kaiseki/support/RESP/RespHome/etc/seminar/bird21_taiken.htm

お申し込みは、上記ウェブページの申し込みフォームに記入するか、
本メールに返信、または、FAX(03-5342-1238)にて、Bird-21無料体験
セミナー担当者宛てに下記の内容を記載して送付してください。
①氏名、②会社名、③連絡先電話番号、④連絡先メールアドレス、⑤希望日


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RESP&Bird-21 ニュース
              発信:株式会社 構造計画研究所 耐震技術部
                  〒164-0011 東京都中野区中央4-5-3
      mail:連絡先 TEL:03-5342-1138  FAX:03-5342-1238
        http://www4.kke.co.jp/kaiseki/support/RESP/RespHome/
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