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FAQ よくある質問

RESP-F3 解析結果関連

FAQ一覧

特にRC造の建物では、過去に解析した結果と微妙に異なることがあるのですが、どうしてですか?

RESP-F3 Ver.7.48以降において、RC規準で規定された新しいコンクリートヤング係数式に対応しました。このため、過去の解析結果と微妙に異なる結果が得られます。

過去の結果と一致させるためには、古いヤング係数式から求まる値を直接数値入力することになります。

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RC柱の引張ひび割れ耐力算出に用いる断面積Anは、コンクリートだけから評価されるのですか?

利用者マニュアル5-26の記載どおり、ヤング係数比(コンクリート強度から求められるヤング係数と鋼のヤング係数との比)を考慮した値となります。

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柱の剛性は柱頭・柱脚のどちらで評価されるのですか?

柱頭で評価されます。

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梁の剛性は、I端・J端・中央のどちらで評価されるのですか?

中央で評価されます。

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耐震壁のせん断耐力が、同じ形状・同じ条件の壁でばらつくのは、なぜですか?

耐力計算に先だって弾性解析が行なわれ、その結果を用いて耐力計算が行なわれます。

壁の耐力式のM/QDの項は、この弾性解析の結果を用いて算出されますので、同形状・同条件の耐震壁でも耐力が微妙に異なることになります。

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耐震壁のせん断耐力が、正加力時と負加力時で異なるのはなぜですか?

耐力計算に先だって弾性解析が行なわれ、その結果を用いて耐力計算が行なわれます。

壁の耐力式のM/QDの項は、この弾性解析の結果を用いて算出されますので、同一の壁であっても加力方向などによって耐力が微妙に異なることになります。

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平面的に連続する耐震壁は、まとめてひとつの壁として扱う、とされていますが、平面的に中折れした場合にはどうなるのですか?

完全に直線部分を連続壁としますので、中折れした場合には、別々の連続壁として扱われます。

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平面的に連続する耐震壁で、ひとつのスパンの壁に開口を設けたところ、隣り合うスパンの耐震壁の耐力が下がってしまいましたが、なぜですか?

連続スパンの耐震壁は、まとめて一つとみなされます。

開口があるスパンの壁耐力が低下し、連続スパン全体で集計された後、各スパンに剛性比率で再分配されますので、直接関係の無い隣接スパンの耐力にも影響が出ます。

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平面的に連続する耐震壁の中柱だけに鉄骨を入れたのですが、壁耐力に変化が無いのはなぜですか?

現在の所、RC/SRC混合の壁耐力を算出する合理的な方法がありませんので、安全側の措置として、中柱の鉄骨は無視してRC造として計算しています。

もし、積極的に中柱の内蔵鉄骨を考慮するのであれば、鉄骨を主筋に換算して入力するようにしてください。

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SRC柱(M-N柱指定)がひび割れてもいないのに、αyの範囲が適正でないとの警告が出るのは、なぜですか?

M-N柱指定であっても、計算に先だってM-θ柱として復元力特性を求めます。この際に予想柱軸力などが適切でないと警告が出ますが、実質的には問題無いので無視してもかまいません。

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M?θ柱の実際に採用されたαyは知らされないのですか?

M?θ柱では、増分解析中のひび割れ耐力線を越えた瞬間に、降伏軸力を予測して曲げ耐力とαyを決定します。最新バージョンでは、解析中に求まったαyをリストに表示しています。

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M-M-N柱の軸に関して、降伏耐力に達していないにもかかわらず、塑性化し塑性率が出るのはなぜですか?

M-M-Nタイプでは、降伏曲面に接触した時点で、曲げ・軸が同時に降伏することになります。曲げ応力が大きいために降伏曲面に接触した場合には、柱の軸耐力に達する前に降伏します。

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基礎梁や一般階のRC柱梁のαyの範囲が適正でないという警告がでますが、なぜですか?

極めて短いスパン長・階高の場合には、αyの算定に用いる実験式(菅野式)の適用範囲を超えるため、異常なαy値が求まってしまい、警告を出力しています。

また、基礎梁などの極端に小さな鉄筋比の場合には、鉄筋降伏による曲げ耐力よりも、曲げひび割れ耐力の方が上わまってしまい、やはり警告が出ます。設計的な判断で、弾性指定するかαyの直接指定するなどの対応を取ってください。

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壁エレメント壁脚が先行曲げ降伏するのですが、これは現実的にどのような状況を意味するのですか?

壁エレメントの間柱要素の曲げには、付帯柱を除いた壁板だけの剛性・耐力を反映しています。

壁脚の曲げ降伏は、壁板部分のみの降伏となりますが、板のみの降伏という状況は不自然です。壁全体の曲げ降伏は、付帯柱の軸降伏が生じる時点だとすれば、板のみの降伏は無視できると考えられます。

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塔屋階などの特定階が、先行して保有水平耐力に達してしまい、一般階の十分な復元力特性が得られないのですが、どうすればよいのですか?

RESP-F3の荷重増分解析は、保有水平耐力を求めるためだけでなく、振動解析のためのスケルトンカーブを得るために実施するものです。

先行降伏階を弾性指定するなどして、一般階のスケルトンカーブを得るためだけの専用モデルを作成することも解決手段になると考えられます。

特に塔屋のように、主体構造物でない部分は、重量のみの考慮でよいと考えられます。

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問題無く増分解析可能なラーメン構造物に、ブレース・壁を入れたところ、イタレーション・オーバーで止まるようになるのは、なぜですか?

壁・ブレースは、分担せん断力が大きいため、塑性化による不平衡力も大きくなリます。大きな不平衡力を解除するためには、ラーメンの時よりも荷重ステップを細かく刻む必要があります。

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耐震壁付きRCラーメン構造を解析したところ、荷重?変位曲線がかなり乱れることがあるのですが、なぜですか?

壁・ブレースは、分担せん断力が大きいため、塑性化による不平衡力も大きくなリます。大きな不平衡力を解除するためには、純ラーメンよりも荷重ステップを細かく刻む必要があります。

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結果リストによれば、イタレーションを10回繰り返した後止まっているのですが、どうすればよいのですか?

結果リストの「DATA AREA SIZE INFORMATION (1)」の直後に、荷重増分解析の履歴が出力されます(「LOAD STEP 番号、LOAD FACTOR 係数」の表示形式)。

通常、反復計算(ITERATION STEP)は、2?3ステップ以下で進みますので、反復計算の回数制限を超えるのは、増分間隔が粗すぎるのか、構造物自体が不安定になっているかのどちらかと考えられます。

問題発生ステップ前後の増分間隔を細かく設定して再計算の様子を見るか、ヒンジ図などを出力して崩壊状況を確認する、不整形な建物形状の場合には弱軸・ねじれ剛性を評価する(METHODコマンド、TOサブコマンド)とよいと思われます。

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柱・梁がまだ健全で降伏していないにもかかわらず、層の変形が延びるのはなぜですか?

仕口パネルが降伏している可能性がありますので、確認してください。

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仕口パネルに対して、壁やブレースは影響するのですか?

仕口パネルに対して、直接取り付くことが出来るのは柱梁のみです。壁・ブレースは仕口パネルに対して直接影響を与えません。

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RCの柱梁接合部パネルのサイズは、段差梁の場合にどのように設定されるのですか?

次のように設定しており、特に段差の考慮はありません。

せい:取り付く梁の最大主筋間距離
幅:柱の方向別に最大主筋間距離

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