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FAQ よくある質問

RESP-F3 部材以外のデータ記述関連

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剛床指定(RIGIDコマンド)の重心位置は、階に関する重量中心の位置という説明がありますが、普通の重心と違うのですか?

剛床指定に用いる重心位置は、当該階の重量の中心を意味しますが、偏心率の計算に用いる重心は、当該階から上階の全部の重量の中心です。

このため、偏心率の計算に用いられる値をそのまま流用することは出来ません。各節点毎の重量指定(WEIGHTコマンド)を使われれば、重心位置は自動計算されます。

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非剛床モデルでは、固有値解析が指定出来ないのですか?

固有値解析は、剛床モデルのみを対象としています。部分的な非剛床がある場合も同様に対応できません。縮合マトリクスの出力も、固有値解析が可能なモデルのみの対応です。

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WEIGHTコマンドとINITIALコマンドはどちらも節点の重量を入力するようですが、違いは何ですか?

WEIGHTコマンドとINITIALコマンドは内容は全く異なっており、関連もしていません。

WEIGHTは、その節点に関する慣性重量(層せん断力の計算、固有値解析に使用される)を入力するためのコマンドで、INITIALは、柱の初期軸力(MNインタラクションで考慮される)を入力するコマンドになります。

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柱梁の初期応力は、どの位置で評価した値を入力するのですか?

節点位置で評価した応力を入力してください。内部的に危険断面位置に引き戻して評価します。

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偏心率の計算において、重心の計算方法に2種類(METHODコマンド、EMサブコマンド)ありますが、何が違うのですか?

「0:上層からのせん断力中心」(ディフォルト)としているのが精算式で、「1:各層の重量中心」としているのが「建築物の構造関係技術基準解説書」で示される略算式です。

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梁の初期応力が比較的大きく、曲げひび割れ耐力を超えてしまっているのですが、問題無いですか?

設計条件が厳しい場合や、初期応力解析の条件によっては、初期応力が曲げひび割れ耐力を超えてしまう場合があります。

RESP-F3の解析では、2次勾配からスタートしますが、応力が逆転する(負加力状態から転じて正加力状態になる)ような解析はできません。2次勾配からスタートする際には、第1ステップから比較的大きな不平衡力が発生し、収束しない問題が出ることがあります。

また、RESP-QDMにてモデル化する際には、第1ステップの変形・応力から初期剛性を算出するため、RESP-F3の固有値とRESP-QDMからモデル化した結果の固有値が一致しなくなる問題が発生します。初期応力の重要性によっては、値自体を妥当な値に下げるのが好ましいと考えられます。

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柱の初期応力が比較的大きく、曲げひび割れ耐力を超えてしまっているのですが、問題無いですか?

柱に関しては梁と異なり、M-Nインタラクションを考慮する必要がありますので、第2勾配からの解析は、梁よりも難しい条件になります。

第2勾配からのスタートでは、αyが決定できないなど重大な問題があるため、第2勾配からの解析は避けるようにしてください。

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柱の曲げ耐力モデル(2軸曲げ、M-θタイプ、M-Nタイプ、M-M-Nタイプ)は、どのような観点から決定するのがよいのですか?

整形な平面形状の建物であれば、M-Nタイプでまず問題無いと考えられます。どの方向に降伏するのか予想がつかない柱や、45度方向加力するような場合には、M-M-Nタイプを指定するとよいでしょう。

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危険断面位置(ヒンジが発生するであろう応力評価位置)は、任意に指定できるのですか?

梁では任意に指定可能(YIELDコマンド)ですが、柱では剛域端または仕口パネル端に固定されます。

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順方向解析において、M-N柱で解析した結果とM-M-N柱で解析した結果が一致しないのですが、なぜですか?

M-Nタイプでは、X・Y方向それぞれの方向において、多角形のM-Nインタラクションを扱います。

一方、M-M-Nタイプでは、降伏曲面を高次関数で扱いますが、この曲面を求める際に、X・Y方向のそれぞれの多角形の等価面積となる曲面を求めます。

このため、順方向であってもM-M-Nタイプの方が、耐力が小さめに評価されることがあります。

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45度方向の荷重 増分解析を行ないたいのですが、M-N柱の使用をあきらめて、M-M-Nタイプを選択するしかないのですか?

静的荷重増分解析では、柱の応力発生の方向が概ね予測できますので、M-Nタイプを耐力低減した上で適用することが出来ます(METHODコマンド、MOサブコマンド)。

この考え方としては、準備計算時の弾性解析の応力から降伏方向を予測し、耐力低減率を求め、あらかじめ耐力低減しておくというものです。インタラクションの考え方を、順方向解析と統一できる上に、考え方が単純で便利な機能です。

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荷重増分のスケジュール(ステップ間隔など)は、どのように設定すればよいのですか?

一般的なS造であれば、設計用せん断力までは降伏しないので、第1ステップを設計用せん断力とし、保有水平耐力まで30?40ステップで増分することが一般的です。

コンクリート系の構造物であれば、第1ステップを設計用せん断力の1/100倍程度に設定して、初期剛性解析となるようにし、設計用せん断力まで20?30ステップ、保有水平耐力までを30?40ステップとすることが一般的です。

ブレースや壁が非線形となる場合には、不平衡力の解除を考慮して、さらにその倍程度のステップで刻むことが一般的に行なわれます。

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節点外力を増分させたい場合には、どのように指定するのですか?

METHODコマンド LWサブコマンドにて、外部ファイルから読み込まれた節点外力を増分させることが可能です。

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