RESP-F3 材料・部材データ記述関連
FAQ一覧
- 同一階の中で材料を変化させる場合には、どのように入力すればよいのですか?
- 垂壁・腰壁・袖壁はどのように入力するのですか?
- スラブ付き鉄骨梁として耐力上昇を見込み、ウェブの欠損による耐力低下を考慮したいのですが、どのように入力するのですか?
- V字型に枝分かれする柱があるのですが、どのように入力するのですか?
- CFT柱はどのように入力すればよいのですか?
- 柱頭SRC造、柱脚RC造としたいのですが、どのように入力すればよいのですか?
- 高層RC建物の柱に芯鉄筋を採用していますが、どのように入力すればよいのですか?
- 高強度せん断補強筋を使用する場合には、どのように入力すればよいのですか?
- 座屈拘束型ブレースは、どのように入力すればよいのですか?
- 支持バネの配置(SUPPORTコマンド)において、正負の扱いはどのようになっているのですか?
- 場所打ちRC杭も含めて、建物全体をモデル化したいのですが、可能ですか?
- スラブの定義(SLABコマンド)は、どのような効果があるのですか?
- 制振装置として鋼板耐震壁を考えていますがどのように入力すればよいですか?
- 同一階の中で材料を変化させる場合には、どのように入力すればよいのですか?
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部材定義(COLUMN,GIRDERコマンドなど)では、直前の材料定義(MATERIALコマンド)を参照しますので、切り替える材料の種類の数だけ材料の定義を繰り返すことになります。
ただし、MATERIALコマンドの使用には100回までの制限がありますので注意してください。
- 垂壁・腰壁・袖壁はどのように入力するのですか?
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直接には対応していません。
垂壁・腰壁に関しては、梁の剛性・耐力倍率および柱の剛域で対応し、袖壁に関しては、柱の剛性・耐力倍率および梁の剛域で対応していただくことになります。耐力の補正に関しては、耐震改修指針が参考になります。
- スラブ付き鉄骨梁として耐力上昇を見込み、ウェブの欠損による耐力低下を考慮したいのですが、どのように入力するのですか?
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スラブの効果・ウェブの欠損による自動計算はできませんが、梁の耐力倍率を直接指定(MAGNIFYコマンド、GU,CUサブコマンド)することができます。
- 高層RC建物の柱に芯鉄筋を採用していますが、どのように入力すればよいのですか?
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RESP-F3では、柱にも2段鉄筋が入力可能です。2段目の鉄筋の重心位置を芯寄りに指定することで、芯鉄筋とすることが出来ます。
- 座屈拘束型ブレースは、どのように入力すればよいのですか?
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ブレースの直接性能入力の時には、芯材の断面積を入力することになります。
断面2次半径には大きな値(たとえば、1E6のような)を入力する必要があります。形状入力の場合には、芯材を入力し、座屈長さを極めて小さな値(たとえば、1.0のような)とする必要があります。
- 場所打ちRC杭も含めて、建物全体をモデル化したいのですが、可能ですか?
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杭と地盤バネを含めた一体解析に関しては現在研究開発が進み、杭のモデル化方法として、従来のM?θ型に加えてM?φ型が使えるようになりました。杭は柱梁と異なり、次のような理由からM?Φ型が大変有効と考えられます。
- ヒンジ発生位置の予測が困難
- 終局時の変形性能について良く分かっていない
- 反曲点が材の外に出ることが多い
ただし、現状ではひび割れ後の剛性低下率は直接指定が必要で、柱ほど扱いは簡単ではありません。他の注意点としては、杭部分にもせん断力係数を与えて上層のせん断力が杭に伝達されるように指定するようにしてください。