■制振関連
FAQ一覧
- 間柱型ダンパーがどのようにモデル化されるか教えてください。
- アウトフレーム制振補強において、既存架構を串団子モデル、アウトフレームを平面モデルで解くような解析を行うことは可能ですか?
- 各部材に存在する「補強部材か?」というプロパティはなんですか?
- 間柱型ダンパーの長期軸力はどのように考慮されるのですか?
- オイルダンパーをシアリンク型(V字ブレースの先端に水平ダンパーが取りつく形状)に配置したいのですが可能ですか?
- 間柱型ダンパーがどのようにモデル化されるか教えてください。
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間柱型ダンパーの基本的なモデルは、1本の柱を3分割したようなモデル化になります。
中央にダンパー部分が存在し、上下に支持柱が存在するようなモデルとなります。
したがって、支持柱の剛性によるダンパー効果の低減を考慮可能です。
また、支持柱がRCの場合、弾塑性解析時には支持柱のひび割れ耐力を考慮した解析が
行われます。
- アウトフレーム制振補強において、既存架構を串団子モデル、アウトフレームを平面モデルで解くような解析を行うことは可能ですか?
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可能です。下記のような手順になります。
1.立体モデルを作成します。
2.「計算条件」「層の復元力特性定義」の画面左側ツリーで「振動解析モデル」の
ところで右クリックします。「質点系モデルの追加」「部分立体モデルの追加」を
それぞれ行います。
3.「1:質点系」のツリーから既存架構の諸元を設定します。
4.「2:部分立体モデル」から、立体モデルで設定した床グループIDを設定します。
5.「剛床間ばね」のツリーメニューを右クリックして「剛床間ばねの追加」を行います。
6.各グループを接続するばね値を設定します。
- 各部材に存在する「補強部材か?」というプロパティはなんですか?
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補強部材の指定を行うと、上部メニューの「ファイル」「データ変換出力」「補強前モデルファイル」で
補強部材として指定されたモデルを取り除いたモデルをエクスポートできます。
うまく活用すれば、補強案件において既存モデルと補強後モデルの比較を行う際に整合性をとりやすく
なります。
- オイルダンパーをシアリンク型(V字ブレースの先端に水平ダンパーが取りつく形状)に配置したいのですが可能ですか?
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若干特殊な入力方法が必要ですが、対応可能です。手順を以下に示します。
1.V字ブレースを設けるスパンに軸を追加して、中間節点を生成します。
その際、大梁は分割せずにそのまま配置しておいてください。
2.V字ブレースを節点間ブレースで一本ずつ配置します。
3.中間節点を剛床解除します。
4.操作対象を「水平ブレース」とし、定義したオイルダンパー符号を配置します。