■質点系
FAQ一覧
- 質点系解析でSRモデルの検討をしようとした場合、重量を入力する欄がありますが、ここは基礎重量を入力する必要がありますか。 『0』のままでは自動的には入らないのでしょうか。
- 質点系モデルの塑性率基点はどこになるのでしょうか。
- 45°、135°加力を行って質点系振動解析をしたいのですが、気を付けるべきことがあれば教えてください。
- 付加系モデルで計算するため、層復元力特性の設定で層のダンパー付加剛性を入力したのですが、応答が変わりません。他に設定が必要でしょうか?
- 「質点系解析計算条件」の「共通条件2」の付加系モデルの項目において、「各部材に付加系ばねを考慮する」とした場合の付加剛性を確認することはできますか?
- 等価平面を仮定して回転角を算出する際に用いている柱軸力は 変動軸力のみとの理解でよろしいでしょうか。 長期軸力を含んでいるようなことはございませんでしょうか。
- 層の復元力作成の際に、制震間柱は曲げ剛性に考慮されていませんか。
- 上部構造を質点系として免震層のねじれを考慮するモデルはできますか。
- 質点系と立体モデルで結果に差が生じます。なぜでしょうか。
- 45度方向加力で増分解析を行った結果、変形図を見ると60度方向に変形しているのですが、この時のQ-δ曲線のδはどの方向を取るのでしょうか?
- スウェイ・ロッキングバネを考慮したいのですが、どのようにすればできますか?
- 免震の串団子モデルにおいて、免震層のねじれを評価したモデル化を行うことは可能ですか?
- 質点系解析でSRモデルの検討をしようとした場合、重量を入力する欄がありますが、ここは基礎重量を入力する必要がありますか。 『0』のままでは自動的には入らないのでしょうか。
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現在0を入れる場合は自動的に計算する機能はありません。 基礎重量を直接入力する必要があります。
- 45°、135°加力を行って質点系振動解析をしたいのですが、気を付けるべきことがあれば教えてください。
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基本的には荷重増分解析の外力作用角度を検討したい方向にすれば問題ありませんが、免震層のねじれを考慮したモデルの場合には適切に計算できない可能性があります。 質点系モデルは、荷重増分解析結果から層の復元力特性を求めますが、実際の応答解析においてはX方向ケースであれば全体座標系のX方向、Y方向ケースであれば全体座標系のY方向に加振します。上部構造の骨格曲線は、45°、135°に載荷した場合でも、それぞれX方向、Y方向のばねとしてモデル化されます。 一方、免震層を立体的に配置した場合、外力の作用角度に応じて平面的な配置を回転させる処理は行っていません。 そのため、上部構造の復元力と免震層の関係が整合しない計算となってしまいます。
- 付加系モデルで計算するため、層復元力特性の設定で層のダンパー付加剛性を入力したのですが、応答が変わりません。他に設定が必要でしょうか?
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層復元力特性の設定で入力した層のダンパー付加剛性の値を適用するには、「質点系解析計算条件」の「共通条件2」の付加系モデルの項目において、「各層の付加系ばねを考慮する」を選択する必要があります。
- 「質点系解析計算条件」の「共通条件2」の付加系モデルの項目において、「各部材に付加系ばねを考慮する」とした場合の付加剛性を確認することはできますか?
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「ファイル」→「データ変換出力」→「CSV出力」から、 「解析結果」で各部材をチェックして出力すると、 例えば柱の場合、 KbsX-R(kN/m)、KbsY-R(kN/m)、KbsX-T(kN/m)、KbsY-T(kN/m) のようなヘッダでそれぞれX,Y方向の状態R,状態Tによる付加剛性が 出力されます。
- 層の復元力作成の際に、制震間柱は曲げ剛性に考慮されていませんか。
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等価曲げ剛性を算出する際には柱の軸方向の歪エネルギーの和が等しくなるような平面保持を仮定しておりますが、その際に制震間柱の歪エネルギーも考慮されます。
- 上部構造を質点系として免震層のねじれを考慮するモデルはできますか。
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質点系振動解析条件で「免震層のねじれを考慮する」とすれば考慮可能です。 その場合、計算条件の「層の復元力特性定義」で、上部構造を配置する座標を直接入力する必要があります。一般的には、上部構造のせん断力重心(≒軸力重心)を入力すると上部構造の慣性力を適切に免震層に作用させることができます。
- 質点系と立体モデルで結果に差が生じます。なぜでしょうか。
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以下の記事にチェックリストが整理されていますので、ご参照ください。
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- スウェイ・ロッキングバネを考慮したいのですが、どのようにすればできますか?
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以下でスウェイ・ロッキングの設定が可能です。 「計算条件」->「質点系振動解析条件」->「並進解析2」 ここで、ばね値と重量、減衰(定数あるいは係数)を設定できます。 X、Yは両方向ご指定ください。