Ver.13.5をご利用の皆様へ

STAN/3D 新UI-β版_Ver.13.5は、開発環境を一新し、今までの画面構成は残しつつ、操作性の向上や、入力個数上限の撤廃などを実現させました。

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未対応機能

 未対応機能一覧を以下に示します。 今後の開発内容に関しましては、予告なしに変更になる可能性もございますことをご了承ください。

※1  STAN/3D-Lのデータが入力されているVer.13.1.5のデータを読み込むことは可能です。 読込み後、Ver.13.5で編集後保存した場合でも、OP-Lのデータが削除されることはありませんが、 不整合が起きた場合のチェックは行いません。OP-Lを利用しているデータを Ver.13.5で利用する場合、 別名として保存することを推奨いたします。

※2 Ver.13.5で作成、解析したデータはVer.13.1.4で読込みが可能です。印刷時はVer.13.1.4をご利用いただくことも可能です。 ただし、OP-M(断面算定)のデータを、Ver.13.5で作成された場合は対象外になります。

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新機能および操作方法変更箇所

以下にVer.13.5の新機能と操作方法変更箇所の説明を記載します。

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元に戻す/やり直し

直前の操作を取り消して元の状態に戻す「元に戻す(Undo)」と、元に戻した操作をもう一度行う「やり直し(Redo)」の機能を搭載しました。 下図をご参照ください。

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画面回転/移動/拡大縮小と視点指定

下記アイコンより、画面回転/移動/拡大縮小と視点指定が可能です。

左から、ズーム、窓ズーム、全体表示、切取り範囲ズーム、移動、回転、透視図、レンダリング表示、デフォルト表示、 上面、下面、左面、右面、前面、後面 の指定ができます。 ズーム、窓ズーム、移動、回転はアイコンを再度クリックまたは[Esc]で解除されます。

また、上記アイコン以外にもズーム、回転、移動はマウス+キーボードでの操作も可能です。

他にも、下図のキューブをドラッキングにより画面を回転させたり、視点位置を指定することも可能です

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データメニューツリー

Ver.13.1までと同様、プルダウンメニューの「データ」から各コマンドを選択できますが、 データツリーメニューにて各コマンドをダブルクリックすることで、データの入力が可能になりました。

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履歴ツリーによる入力内容の確認

履歴ツリーの表示により、現在入力されている情報を確認することが可能になりました。 また、荷重定義、解析ケースに関しましては、ダブルクリックにて、そのコマンドを表示することも可能です。

なお、Ver.13.1までの、「解析・他>基本データ表示」は廃止しております。

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レンダリング表示時の色分け

 レンダリング表示時にも、色分け表示が可能になりました。表示条件の部材表示色にて「ユーザ定義」を指定し、 「表示色、フォントの詳細設定」にて断面性能データの「種別」ごとに表示色を指定できます。

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節点数・部材数などの上限解除

 Ver.13.1までは節点数5000、部材数18000、弾性支持数5000自由度などの上限が解除されました。 ただし、節点番号、部材番号は1~99999まで付番が可能となっております。 なお、STAN/3D-Lightは300節点までの制限がございます。

point-7

編集>部材追加の部材座標

Ver.13.1までは、編集>部材追加 にて骨組部材を追加した場合、指定した2つの節点のうち、 小さい節点番号がI端に設定されましたが、Ver.13.5では1点目に指定した節点がI端になります。

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切り取りズーム

Ver.13.1までと操作方法が異なります。カレント選択を指定した後でも視点変更が可能です。

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データのコピー、貼り付け

Excelなどで入力データを作成し、貼り付けることが可能ですが、貼り付ける位置にご留意ください。 ※記号の行に貼り付ける(赤枠セルを選択)場合、コピー元全てを貼り付けることが可能ですが、 青枠セルを選択して貼り付ける場合、既に追加されている行分のデータしか貼り付けることができません。(下図の場合は3行分のみ貼る付け可能です。) 下記メッセージが表示された場合は、※記号右の赤枠セルを選択して、貼り付けてください。 なお、「Ctrl+C」(コピー)/「Ctrl+V」(貼り付け)も利用可能になりましたが、 右クリックでの編集メニュー表示は廃止しております。

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結果出力順の指定

解析実行時の応力計算コントロールにて、出力順を指定できるようになりました。「ソート」にチェックが入っている場合、 解析結果リスト出力は節点番号、要素番号順に表示されます。チェックが無い場合は入力順の出力になります。

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解析実行後の表示モード

解析完了後、自動的に結果表示モードに切り替わります。

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境界定義、荷重定義、荷重ケースの切替え変更

境界定義、荷重定義、荷重ケースの切替えがスムーズになりました。下図をご参照ください。

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連続解析

複数データの連続解析が可能になりました。また、連続解析した結果の比較も可能ですので、パラメータスタディなどにもご利用いただけます。 別途STAN BATCHをインストールしてご利用ください。ご利用方法は、ヘルプをご参照ください。

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断面算定

鉄骨造、木造の断面算定オプションを機能追加いたしました。断面算定オプションをお持ちの方はご利用いただけます。(旧断面算定はご利用いただけません。) 応力解析終了後、結果表示モードに切り替わりますので、断面算定は、結果表示モードの設計>STAN/3D-M、またはSTAN/3D-M木にて断面算定を実行してください。

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変位コンター

試供版になりますが変位コンター図の描画が可能になりました。ぜひお試しください。