在庫計画・管理
取扱い品目ごとの需要トレンドを考慮し、最適な発注点・発注量の決定をサポートする、最適な在庫戦略・在庫管理ソリューションを提供

商品ライフサイクルが一層短期化し、需要動向や供給リードタイムも日々変動するなど不確実性が増すなかで、在庫の管理や調整も後手に回らず、トレンドを見越した先回りの対応・戦略が必要です。
構造計画研究所では、各社の在庫管理業務に関する既存データを最大限に活用し、適正な在庫戦略を構築できるシステムを提供いたします。また、システム導入に向けた検討を進めるうえでは、必要に応じて、生産工程や輸配送工程の検証も行い、発注から納品に至るリードタイムの短縮を含めたサプライチェーンマネジメントの改善もご提案いたします。
事例
生産工程、在庫管理の見直しによる業務効率化と在庫削減
課題
現状の業務・管理方法では自社コストが膨らみ、将来的には経営状況に影響を及ぼす可能性があるが、膨大な品数と作業工程があるなかで、定量的な評価を行うことや要因を特定することは難しい。なんとかして、定量的な評価のもとで課題のある業務を特定し、効率化を行いたい。
当社ソリューション
現状把握のため、在庫管理業務と生産工程の詳細なヒアリングと蓄積されてきたデータの分析を繰り返し、データから伺える傾向と業務実態を踏まえた改善施策を導出。施策案の効果検証を行い、生産工程および業務フローを見直してシステム導入することで、 業務の効率化と在庫コストの削減を実現しました。
- 多量のデータから定量評価可能なポイントを発見・検証し、高い改善効果を上げられる業務から見直しを開始
- 現在使われている製品情報等のデータを最大限利用できるようなシステム設計を行い、 適正な在庫量を把握できるシステを構築
- シミュレーション検証で生産工程も見直して生産リードタイムを削減、見直し案を在庫管理システムに反映し、さらなる在庫削減の効果を確認
空パレットのムダのない在庫・回送計画の運用
課題
パレットは出荷元~物流センター~納品先という流れで荷物を載せて輸送され、その後もさらに使い回される。月一回パレットの棚卸をしてパレット数を管理していて、ドライバーは日々パレットの在庫(減り具合)を見ながら、足りなくなれば空パレットを輸送する。出荷元のパレットが不足すると出荷に支障をきたし、納品先に空パレットが増えると保管が面倒になるなどさじ加減が難しい。なんとか効率よく在庫管理できるようにしたい。
当社ソリューション
パレットの需給を最適化し、需要を満たすパレットのフロー(From/To、量)を決定のうえ、近くの納品先から一般の荷物の“ついで”に集荷できるよう、低コストのパレット配送計画の作成を支援するシステムを提供しました。
- 在庫管理の手法にならい、蓄積されたデータを分析して空パレットの出荷点と発注点を導出
- 本当に必要とする拠点にパレットを回すため、発注から到着までのリードタイムにおける需要予測により、在庫のダブつきを回避
- 通常の荷物と同時に配送する“ついで荷物”として配送計画を作成。収益の得られないパレット輸送のコストを最小化