スライドコンテンツ
解説
トルネード分析
シミュレーションの最終結果に対して、どの要因がより影響力を持っているのかを調べることは、分析の先の戦略などを立てる際に役立ちます。
たとえば、為替が1円変化すると利益がどれくらい変動するかが分かれば、為替変動のリスクをどのポイントでヘッジするかを決める材料になります。 各要素の変動をどのように扱うかによって分析の方法は異なりますが、その中でも最も基本的な手法がトルネード分析です。メーカーや研究所、評価機関などでご利用をいただいています。
トルネードグラフ・スパイダーグラフ
トルネード分析による感度分析の結果を見るために、トルネードグラフとスパイダーグラフがよく利用されます。
トルネードグラフは、結果に影響を与える変動要因を、その影響力が強い順番に並べたもので、どの要因がより重要なのかを把握するのに役立ちます。
スパイダーグラフは、変動要因の大きさと、そのときの結果を個別にプロットしたもので、あるポイントで急激に影響力が高まるような変動要因の発見に役立ちます。
Crystal Ball上での操作方法
トルネード分析は、Crystal Ballメニュー上の
「その他のツール」→「トルネード分析」アイコン
から起動することができます。 分析に使用する変動要因をCrystal Ballの仮定および意思決定変数から選択し、変動幅とテストポイントを設定したら、実行ボタンを押すだけです。 分析結果はExcelグラフ形式で出力されるため、グラフのデザインなどは自由に変更することが可能です。
感度分析の種類
上記でご紹介したトルネードグラフ以外にも、Crystal Ball ではモンテカルロ・シミュレーションによる感度分析が可能です。後者は様々な要因の変動が同時に検討されるため、一口に言えばより妥当な感度が算出されるというメリットがございます。以下にもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
感度分析(サイト内リンク)
Excel でトルネードグラフを作成する(サイト内リンク)