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制振技術

地震によって建物が大きく揺すられると、その骨組があちこち自らダメージを受け入れながら倒壊を回避するというのが従来の耐震設計でした。1990年ごろから、本来の骨組に対して、各種の履歴ダンパー、粘弾性ダンパーを付加し、この部分が優先的に地震応答のエネルギーを吸収することにより、揺れの軽減と骨組の損傷回避をする制震技術が普及して来ました。

わが社では豊富な経験をもとに、建物毎にそれらの最適な組み合わせを提案し、高付加価値の制震技術を提供します。

長周期振動に備えたバリューアップ

従来の耐震設計では周期1~2秒の地震動を想定してきましたが、2003年の十勝沖地震では3~6秒の長い周期を持つ「長周期地震動」による被害が報告されました。長周期地震動は一般の地震動に比べ、減衰しにくく、遠くまで伝わり、長時間にわたって揺れが続くという特徴を持っています。

長周期地震動による超高層ビルの揺れは加速度は小さいものの、揺れ幅が大きく、その継続時間が長いことから、建物は仮に無傷であっても、内外装材の損傷や収容物の転倒が発生しやすくなります。建築物の高層化・巨大化に伴い、こうした長周期地震動による「共振」が建物に大きな被害をもたらす可能性が指摘されています。

制振構造について

制振(減振)構造とは、ダンパー装置など建築物に設置された機構に地震の力を吸収させ、揺れを制御する構造です。

制振構造

制振構造


バリューアップ制振化構法:T-RESPO構法

「T-RESPO構法」では、従来適用が難しかった制振構法による耐震改修を可能にします。

実績例:平河町計画

都市型の狭小地ビルにおいては、最大限の居住空間を確保しながら安全性を向上させることが重要となります。

当社では、Soft First Story理論に基づき、1階をピロティとした軽快なファサードのビルに制振デバイス:ODBシステム(ブレース型オイルダンパー)を採用した設計を行い、高い耐震性と居住性能を確保しました。下層部の剛性をオイルダンパーによってやわらかくすることで、杭の引き抜き力を減少させ、微振幅から大振幅まで安定した減衰効果を発揮することが可能です。

詳細資料:2008-6 「月刊鉄鋼技術」 掲載記事

  • 設計時期:2007年
  • 構造種別:S造
  • 建物規模:地上11階
  • 制震装置:ブレース型オイルダンパー
Soft First Story

その他実績

構造計画研究所ビル(本所新館)

愛宕2丁目計画

渋谷・桜丘町プロジェクト

関東郵政局庁舎

ぱ・る・るプラザ千葉

小樽ヒルトンホテル

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